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WebPay、終了か・・・
  • (2016-11-01 12:41:37)
朝、メールを確認していたら「『WebPay』サービスの終了について」というメールが舞い込んでいた。私はWebPayのユーザではないが、なんかの折りにメールアドレスを登録したのだろう。


日本の決済市場に風穴を開けた企業


WebPayを知ったのは数年前。革新的な技術かどうかわからないが、日本のクレジット決済市場に大きな風穴を開けてくれた会社さんというイメージを抱いてきた。


競合問題


ただ、WebPayさんが台頭しはじめると、似たような決済会社が続々と参入してきて、外部の人間からするとすぐに区別がつかなくなった。

小規模な組織体制のままで早くマーケットを押さブランドを確立するか、でなければ、後続のYahooなど大手さんに食われるかもと感じていた。

新しい産業はおおむねこのパターンで小規模企業は淘汰されていくが、デジタル産業では超小規模でも大企業相手に戦えることもあるので、今流行りのFinTech企業として成長する可能性も感じていた。

ただし、日本の企業ユーザーは恐ろしく保守的で変革を恐れてしまうので、WebPayさんのような革新的にシンプルな決済に飛びつかなかったのではと推測している。ビジネスは厳しかったのではないかと思う。


新規顧客獲得の間口は広くなかった


WebPayさんには一度だけ問い合わせたことがある。そのときは技術者でない素人はお断りといった返事だった。創業から間もない頃だったのだろう、うぶな素人を相手する余裕がなかったかもしれない。

結局、私はWebPayを試すこともなく、他社に流れ、似たようなサービスを現在利用している。


大企業化を目指していたのか?


今日、終了おしらせメールで、あらためて調べると、なんと昨年LINE社の傘下になっていたことを知り、大企業化の途上にあったことを知った。


再興を祈りたい


内部でどんなドロドロの葛藤があったか、外部の赤の他人からは知るよしもないが、自由闊達な若い企業が、株式上場している会社の傘下になれば、創業者も苦しかろうという勝手な空想をしたくなる。

独立してやり直すというオプションもあるかもしれないが、少なくともこの分野はもはや勝負が終わっているので(技術力の問題でなくマーケットの獲得力の問題)、FinTech関連の新しい別分野で新規事業として蘇られることを祈りたい。







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