Amazonマーケットプレイス出品 ASINとSKU
- (2014-04-27 14:38:01)
商品データが削除された原因
おそらく下記ページで、チェックボックスにチェックを入れたため(記憶が定かでない、気づけば全データが飛んでいた)。このチェックボックスには、こんな恐ろしい説明がついている。にもかかわらずやってしまったようだ。ボーッとしていたのだろう。
セラーセントラル → 「在庫」 → 「アップロードによる一括商品登録」
□ 【※注意※】 現在登録されている、すべての商品(商品登録機能を使って登録した商品も含む)を削除し、新しくアップロードするファイルのデータに置換します。
現在登録中の商品情報はすべて削除されますのでご注意ください。(例えば、このオプションにチェックを入れ、データの入っていないファイルをアップロードした場合、出品用アカウントに紐づくすべての在庫データが削除されます。商品のデータの復元はできません)
商品リストはExcelで作成
Amazonマーケットプレイスにはテンプレートが準備されている。このテンプレートは時々変更されているので、なるべく新しいテンプレートを使用する。
マクロ付きExcelはうっとうしい
商品の登録はテンプレートを利用する。テンプレートには、マクロ付きのものとプレーンなExcelがあるが、マクロ付きは、記入項目の文法ミスなどをチェックしてくれ、さらにローカルのExcelから直接アップできるメリットがあるが、使わない方がいい。
その理由は制限の厳しさ。正当な内容でもエラーとして処理されるケースあり。たとえば、png画像。jpgがAmazonが指定する画像形式だがjpgは単色で滲みが出やすいので、私はpngを使用する。そしてAmazonで使用可能だ。が、マクロでアップしようとすると叱られる。他にもいろいろ言われる。老女のようにうるさい。
テンプレートは「カテゴリー別在庫ファイル」
テンプレートはいろいろある。はじめこれがわかりにくかったが、要は「カテゴリー別在庫ファイル」だけでよい。
「出品ファイル」、「価格と数量変更ファイル」、「配送料上書きファイル」は、「カテゴリー別在庫ファイル」に含まれていると理解している。
実際の登録
商品の登録は、下記のページで行う:
セラーセントラル → 「在庫」 → 「アップロードによる一括商品登録」
ここのリストボックスで、いろいろなテンプレートが選択できるが、選ぶのは
「カテゴリー別在庫ファイル/出品ファイル(L)/価格と数量変更ファイル(汎用版)」
キーとなるASIN
ASINは、Amazonマーケットプレイス内で使用されている商品ID。
ASINは、商品を新規登録したら、自動的に割り振られる。今まで気にしていなかったが、これをもとにAmazonのデータベースはいろいろな処理をしているので、自社製品にASINを与えられたら記録しておいた方がよい。
ASINとは?
ASINは「アルファベット+数字」(36種類の文字)の10桁。ASINは、全世界の書籍に振り分けられているISBNをベースに考えられたようだ。もともと本屋さんから始まったAmazonだけにごく自然な流れか。
ASINでは、理論的には36の10乗の商品を登録可能。Amazonがeverything store(世界何でも屋)を目指すに当たり、地球上の商品は「36の10乗の商品」で十分と判断したの思われる。
ASINは、英語圏Wikipediaによると世界でたった一つのユニークな番号というわけではなく国によって違う製品をさしあたり、ひとつの製品に対して複数のASINがアサインされたりと若干混乱している模様。
会社の急激な発展とそれに伴う混乱、各国の担当者の勝手な行動から、多少の非統一性の発生はやむを得ないだろう、またそれをある程度許容するところが米国的な発想か。そうでないと実際やっていけないのが世界規模のレベルだろう。
ASINの命名規則はわからない。おそらくおおまかなカテゴリーが含まれているか。もしや商品登録の時期も入れているのではなかろうかと感じたが、ベースとなるISBNが時期を入れていないようなので、それはないかも。
SKUとは?
Amazonマーケットプレイスでは、SKUというIDも使用される。ASINがAmazonによって割り当てられるIDに対して、SKUは各ショップが独自に割り当てる。
自社の独自製品ならどんなIDにしても問題なかろうが、たとえば、大手家電メーカーの特定製品なら、多くのショップさんが取り扱うので、いろいろなSKUがあると問題ありそうだが、どうなんだろうか。そのショップさん内だけで扱われるIDなのでいいのか。
SKUとASINの関係は、いったん紐付けされるとSKU・ASINともに変更は許されないが、どちらかを削除すれば、もう一方は再利用可能で新しいSKUとASINの組み合わせを構築できるらしい。
たとえば、社内の商品コードが変更された場合、ASINをそのまま残して、SKUを変更したい場合もあるかと思うが、単純にSKUを変更する方法はない。
やり方としては現行SKUを削除して、新たにSKUを作り古いASINに紐づけよとサポートにアドバイスされた。この場合、カスタマーレビューなどの記録も継承できるらしい。
逆にSKUをそのままで、新しいASINを発行してもらいたい場合、既存のAISNを削除すると可能だろう。これらはまだテストしていないので、いずれも憶測。
なお、SKUとは、Amazonオリジナルの用語ではなく物流用語として使われている。本来の意味は、Stock Keeping Unit、つまり、単品管理を行う際、商品の種類を特定する最小管理単位という意味で商品IDとして使用される。とはいえ、Amazonの倉庫の在庫管理ではASINがメインに使われているだろう。
削除された商品カタログの復旧方法
ASINとSKUがわかれば復旧可能。私の場合、これを記録していなかったので不完全だった。
Amazonからダウンロードできるビジネスレポートの過去の販売記録から一個づつASINとSKUを拾いリスト化した。一個も売れなかった商品はビジネスレポートに載らないが、まあ、それらはレビューなどもないのであきらめる。
以前作成した「カテゴリー別在庫ファイル」に明示的にASINを記入する。
・item_sku → 以前からのSKU番号
・external_product_id(JANコード等) → 拾い直したASIN番号
・external_product_id_type → 「ASIN」(マクロ付きテンプレートだとEANとかUPCとか出てきて選べないので、プレーンテンプレートでやる)
なお、「update_delete」欄は、は少し注意を要する。普通は空欄でよい。空欄では「Update」と見なされる。一部を変更する際は「PartialUpdate」を記入せよとのことが、Updateと同じにしか見えない。
注意を要することは「Delete」と入れたとき。「カタログから完全かつ永久に削除したい時」に使うそうだ。完全に削除されることは、実際にはないと判断しているが、サポートに泣きついても対応しないよ、という意思表示だろう。この欄のテンプレートの解説を下にコピー:
商品データの更新方法。
・登録されたデータに対する操作のタイプ、登録(Update)、部分更新(PartialUpdate)、削除(Delete) のいずれかを記入する。
・空欄の場合の初期設定は登録( Update)。
=注意=
在庫を 0 にすることも含め、商品情報を変更する場合は登録(Update)を使用する。商品をカタログから完全かつ永久に削除したい時にのみ削除(Delete)を使用する。