業務用PC、XPからWin7への移行メモ
  • (2014-04-14 15:36:00)
2014/04/14

当社の場合、業務PCは、いろいろ入り組んだ設定とオリジナルなプログラムで簡単には移行できない。今回は、XPからWin7への移行だが、その前は数年ごと同じXPを新規に入れ直していた。

「そろそろ入れ直すか」と決めて、そこから半年や1年、ズルズルと引き延ばしてきた。今回はOSを入れ替えしつつ、今後のために簡単に入れ替える方法も検討したい。

※キーワード:OS入れ替え、再インストール


新規PCのインストール


Win7はクリーンインストールする。HDDからにしろDVDからにしろ、Win7はインストールした後にオンラインで繰り返しupdateを行う。もはや「Win7の完成形」は存在せず、どのバージョンであろうと常に変化し続けている「中間体OS」と考えた方がよさそう。

なので、一通りインストールが完了し、大まかな環境設定やアプリケーションソフトを入れたら、そこでイメージバックアックを取り、このイメージデータを次のスタートラインとしたほうが効率がよい。

今回は、HDDに最初のWin7をインストし、updateを行った時点で、イメージデータをSSDに書き込んで、その後のセットアップはSSDに展開した。オリジナルのHDDはバックアップ「Win7(2014年3月アップデート済み版)」として保管した。

事前準備


Win7で動作しないアプリがある模様。なるべくハードルを下げたいので、業務用PCは32bit版Win7を採用。いくつかのアプリをインストールして動作しないものをチェックした。

動作しないものは個別に対策を行う。まいとーくやヤマト運輸B2ver5が動作しなかった。Basp21は64bit版で動作しないらしい。フォルダの位置やフォルダ名が変更になったものも多数アリ。オリジナルのプログラムに多少影響あり。他にも小さないろいろアリ。

本来、これら動作検証は、別のWin7のPCでやった方がよいが、問題は、そういう手間暇かけていると時間も足りなくなるし、人間の心理として本気度が異様に低下する。大企業さんのセンシティブなマシンでなければ、こういうことは、いきなり本番機でやりながらリアルな体験を積んだ方が早いかもしれない。

業務を止める時間を最短に


リアルタイムに更新されるデータ、たとえばメールや電話の着信記録は最後にコピーする。最終的に移行する時間帯は、メールも電話も受けない。

データコピー


更新され続けているデータは、事前準備としてコピーしておいても後からオーバーライトすることになるので、新規のPCに必要な分だけをコピー。

セキュリティ・ソフト


これはいろいろなソフトを入れる前の比較的早い段階で導入しておいた方がよいかも。問題はセキュリティソフトは1年とか3年とかでライセンスが失効するので、バックアップのイメージデータとして失効する可能性があるセキュリティソフトが入っていたら、復元の際、ややこしい気がしたが、そんなことを言っていたら、いつになっても入れられない。

ATOK


「Google 日本語入力」派も多いが、私の場合は相変わらずATOKかな。ただし、うっとうしいオンライン自動アップデートはアンインストールしておく。最近のソフトは、自動アップデータ機能付きが増えてきたが、ユーザーが知らないうちに勝手に個人のPCからデータを出したり通信を始める仕組みはセキュリティ的に危険と思う。ATOKも個人の日本語変換データを最終的には収集したいのではかろうか。クラウドとか言うが危険だ。

ATOKとIEの組み合わせでは、cssでime-mode:activeなどあると不具合が起きる。こんなトラブルに遭遇するとATOKも、もうそろそろいいかな、という気になる。しかし、Google 日本語入力は個人の変換データを盗み見ている可能性もあるし、これも使うに気になれない。

FaxとCTI


これは電話回線やモデムボードといった旧世代のデバイスを使うので、ハードもソフトも豊潤な選択肢がなくなりつつある。業務用にはまだ残されているが、高価で製品の選択もあまりできないレベル。

現在使用しているソフトは、アプリケーションをインストールしたら、旧PCエクスポートしたレジストリをインポートしてデータフォルダごとそのままオーバーライトする。

Becky!


・レジストリで環境回復

XPでレジストリを取りデータフォルダごとWin7コピーし、レジストリの復元で完了。レジストリインポートは、「コンポーネントが正常に動作しないことがあります」などの怖いメッセージが出てきて、XPからWin7へのレジストリ移行は問題かもを思いつつやってみたが、とりあえず問題なく動作した。

なお、Becky!2.5バージョンはWin7で不安定のようだ。返信メールを編集中に落ちたりする。2.6にあげると調子がよい。

秀丸メール


(1) C:\tsurukameのデータをコピー
(2)「設定」 → 「設定内容の保存/復元」で設定を移設できる。
(3) マクロはコピーしておく。登録済みにのマクロは、フォルダーが変更になっているので、マクロのパスを変更しておく。

「設定内容の保存/復元」は、単純にレジストリのエクスポートとインポートをやるだけのようなので、マニュアルでやってもよいが、もしやそれだけでない場合も想定して、秀丸メールのソフトから実施。

BizStationのデジタル証明書


・移行する前に必ず旧PCでの手順を踏む

これは数日前の記事に詳しい。とにかく銀行さんとしては、ユーザーによる証明書の使い回しが怖いで、移行前PCで再発行手続きをしたら、そのPCの証明書は失効させ新しいPCでのみ機能するような仕組みにしているようだ。

三菱銀行さんのデジタル証明書は、発行の時点でエクスポート可のオプションを入れておけばエクスポートできたが、2014年4月からこのオプションは破棄された模様。今後はエクスポートできないという前提でいよう。

この状態でバックアップイメージを作成したら、復元の際、デジタル証明書は失効している可能性が高い。復元する際は、もとのPCで証明書の再発行依頼という手続きを踏んで行わないとはまるだろう。デジタル証明書の取り扱いは注意を要する。

プリンタードライバー


3台のプリンタは、昔と比べると軽ーくセットアップ可能。ドライバーはメーカーサイドからダウンロードする。

プリンターの追加方法:Win7のスタートボタン → 「デバイスとプリンター」 → 「プリンターとFAX」 → 右クリック → 「プリンターの追加」

ヤマト運輸B2


・バックアップ/リロード

B2とはヤマト運輸の宅急便伝票打ち出しソフト。現在ver5・ver6・ver7が存在する。ver5はXPまでしか使えない。Win7にインストールすると「このOSは適切なOSではありません」とエラーメッセージが出る。

XPの頃はver5とver6をインストールし、主体をver5にして必要に応じてver6を使用していた。

ver5は、A4用紙あたり4面の伝票が取れるが、ver6からは3面しか取れない。理由はわからない。環境的にも4面取れるようにしてほしい。

Win7ではver6を新規にダウンロード。ダウンロードはヤマト運輸に申請しidとパスワードをもらう必要あり。許可制の理由はよくわからない。

B2ver6は、Microsoft SQL Server 2005 Express Editionをベースとしているので、Microsoft SQL Server 2005 Management Studio (MSSMSE)でデータベースの中身を少しカスタマイズできる。重たいので、MSSMEはインストールしたくないな、と思っていたらB2ver6のバックアップ・リロード機能を使うと、データベースのカスタマイズ部分までやってくれたのでうれしい。

B2ver6 → システム管理 → データバックアップ/リロード

コンビニ用紙打ち出しソフト


・ポイントはEanFCとEfuri.cfg

電算システムさんの「払込票印刷 furi_comシリーズ」を使用している。このソフトはテスト印刷の仕方が事細かに書かれているが、ソフト自体の中身の解説はあまり公開されていない。

ソフトの移行方法を問い合わせると純粋の最初からインストール・設定し直すようアドバイスされた。せっかく設定していた環境設定が再利用できないのはおかしい。レジストリを探してみると「EanFC」というそれらしきデータがあるので、これをエクスポート・インポートしたところ現状問題ない。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\DensanSystem\EanFC

また、このソフトは新規にインストールしただけでは本番使用できないように設計されている。インストール後に再度、膨大な印字サンプル(最低50枚)を提出し品質の問題ないという了承をいただくとEfuri.cfg(ロック解除用のパスワードが含んでいると思われる)が送られてくるようだ。

そこで、Efuri.cfgという設定ファイルを旧PCからコピーしてオーバーライトしてやるととりあえず使えるようになる。これは電算システムさん手順でないのでルール違反かもしれないし、何かトラブルがあるかもしれない。が、とりあえず動いている。

ブラウザ


IE・Chrome・FireFox・Operaをインストール。

Lastpass


業務用PCにコレを入れるのは厳しいか。しかし、便利。オンラインバンキングなど、パスワードが流失した場合、影響が大きいサービスには使用しない方は無難だろう。

UWSC


・フォルダやファイルのパスの修正

様々な自動操縦ルーティンプログラムがUWSCで制作されている。Win7になるとフォルダやファイルのパスが大きく違う場合があるので、その辺を手直し。案外素直に動くようだ。

Illustrato10


XP(C:\Win\fonts)から下記のフォントをコピーし、Win7に入れる
 ・msgothic.ttc
 ・msmincho.ttc

 コピー先:
 C:\Program Files\Adobe\Illustrator 10\Support Files\Required\Fonts

画面の文字のギザギザ


コントロールパネル → ディスプレイ → Clear Typeテキストの調整 → Clear Typeを有効にする

フォント


Win7には「メイリオ」という新しいシステムフォントが入っている。美しい。若干膨らんだ文字が読みやすい。Vistaから搭載が始まったらしい。Verdana がベースとなっていることを知り、メイリオの思想に触れた感じだ。適当に「メイリン」と発音していたが、語源は「明瞭」から来ているとのこと。

Verdanaもそうだが、同じフォントサイズでもでかい。それゆえ、ソフトによっては今まで通りMSゴチを私は多用するだろうが、XPからWin7に移行するメリットの一つかもしれない。

それと、自分オリジナルのフォント(Tegaki02.ttf)やOptima、モトヤフォントのインストール。

FTPソフト


・ffftp レジストリをとるか、設定のエクスポートができるので、それで復元
・FileZilla 設定のエクスポートができるので、それで復元

タスク


コントロールパネル → 管理ツール → タスクスケジューラ

バックアップやDoprboxの起動など

DOSコマンドラインが使えない


DOS窓からtimeコマンドで時刻設定をしようとすると「クライアントは要求された特権を保有していません」。「桜時計」が動かないのもそのせいだろう。こういうシステムに影響があるコマンドのたぐいは「管理者」として実行するルールとなったらしい。

VisualBasic6.0


インストールのときエラーメッセージが何回かでたが動作しているようだ。コンパイルもできる。どこかの機能でエラーするのかな。

お手軽通販(「SE」でない旧バージョン)


ベンダーのサイトでは、Win7では動作しないと明言されているが、とりあえず動作している。とはいえ私が使用しているのは、ごく限られた部分なので、一部の機能で動作しないのかもしれない。その場合でも「UAC無効化」で動くように見える。

フォルダーパスの違い


XPからWin7になってパス名がかなり変化している。私のオリジナルのプログラム(VBAやUWSC)では、パス名を決め打ちしているものが多くエラーになるものがあるだろうと予想していたが、どれくらい影響があるか事前にわからなかった。Win7でエラーが出るごとに修理したが、落ち着くまで1週間程度。まだどこかに潜んでいそう。

Win7 32ビットと64ビット版の混在の影響


Win7 64ビット版では「Program Files」は、「Program Files」と「Program Files(x86)」になる。32ビット用のアプリケーションは自動的に(x86)フォルダーに入れられる模様。これで、またパスを決め打ちしているとエラーとなる。

アプリケーションをインストールする際、「Program Files」と「Program Files(x86)」への振り分けは、厳密でないらしい。x86に入れられたものでも「Program Files」に入れ直しものかまわないかもしれない。当社の場合、32bitと64bitのWin7が混在しているのでProgram Filesが2種類あると、データを移したときに、ちょっとした混乱の元になる予感。

その他


・IEの「お気に入り」
・ラベル屋さんHOME

Illustrator9.0のOptimaが表示されない


うーん、原因がわからない。Illustrator10ならOK。


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