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プチ脅迫ビジネス・マーケティング
  • (2013-12-31 08:29:53)
WindowsXPのサポート切れが迫っている。ネット内ではセキュリティ的な危険性を煽るベンダーさんがたくさんいて、そういう記事で勉強した人たちが提灯を付けるという状況を呈している。

XPのサポート切れたら、危ないの?


先日、同僚とコーヒーショップでくつろいでいたら「サポート切れた後、XPを使い続けたら危ないんですかね?」と聞かれた。漠然とした不安があるようだ。

「さあ、どうなんでしょう?」としか言えなかった。詳しくないので。しかし、自分には総論、業界による「プチ恐怖ビジネス」に見える。XPを使い続けるリスクと街中を歩いていて交通事故に巻き込まれるリスクなら、交通事故の方がリスクは高いし、影響も大きいと感じている。

「プチ恐怖ビジネス」マーケティング


交通事故リスクを大げさに喧伝する人は多くない。一方、XPのセキュリティリスクなら業界の大合唱状態。Microsoft社をはじめハードメーカー、ソフトメーカーが一丸となって恐怖を煽ることで、世界的に巨大な買い換え需要を引き起こせることを考えると当然のマーケティングだろう。

OSを代えると周辺ソフトやハード本体も交換するケースが多いので、経済的効果は大きい。政府さえも応援したくなるマーケティングかもしれない。

確かにソフトは何らかの買換え理由が欲しい


とくにソフトウェアは劣化しないので、何かしら理由をこじつけて、買い換えしてもらわないとソフトウェアベンダーは立ちゆかなくなる。

私も10年近くXPを使っているが、Microsoft社からすれば「いい加減、買い換えてくれよ」という気にもなるだろう。

機能強化バージョンアップによる買い換え需要を掘り起こしてきたソフト業界も、テーマ的にも投資的にもそろそろ苦しい。その結果、毎年バージョンアップはするけど、パッケージが変化した以外、何が変わったかよくわからないバージョンアップが多くなってきた。

セキュリティは重要なマーケティング


その点、セキュリティという大義名分は実に理想的だ。機能強化は不要なのに、ユーザーには恐怖を与えることが出来る。攻撃者のプロファイルは不明で攻撃の方法も不明。よくわからないところが怖い。

恐喝なら犯罪だが、恐怖のプチ刷り込みならマーケティングや営業活動の範囲。セキュリティがビジネスプロモーションの一大柱として大きな役割を果たすことになる。






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