第三者によるメールアドレスの再利用
- (2009-04-06 08:50:34)
メールアドレスのユニーク性
同姓同名の人は世の中に多く存在するが、メールアドレスは一意であり、同じメールアドレスの人は理論的に地球上に存在しない。それがインターネットの仕様。
そのため本人特定の決め手として氏名よりメールアドレスの方が確実。そのことをお客様もご存じでリピーターのお客様の中には氏名・住所・電話番号など省略する方がいる。
「私だけど、いつものアレ、お願いします」
それはよいことでむしろ歓迎。当社ではID&ハスワードによるリアルタイムの顧客管理(つまり、ログイン方式で顧客と特定する方式)はせず、ご注文ごとに氏名を記入いただく方式を採用している(技術的な問題でなくポリシーとして採用)。
そこで、当社ではメールアドレスと氏名は記入を必須とし、リピーターのお客様には住所・電話番号の省略を推奨している。
メールアドレスだけだと???
メールアドレスと氏名があれば、間違いなく本人特定が可能だが「メールアドレスだけ」の記入の場合は悩みどころ。
同一メールアドレスは地球上に存在しないことは確かだが、時間が経過するとこのルールは破綻する。
ISPやプロバイダーでは退会や解約による解放・破棄されたメールアドレスは永久欠番とし再利用を行わないポリシーを維持しているところがある反面、一定期間後再利用を許可するプロバイダーも多い。
たとえば、携帯電話のドコモ社では半年程度で解約されたメールアドレスを第三者に公開・使用許可しているという。
メールアドレスの重複の可能性
他のauやソフトバンク社も許可とのことなので、携帯電話キャリア3社はすべてメアド再利用が起こりうる。人気の高いメアドは実際需要が高いだろうし、顧客要望も大きいだろうから当然かもしれない。
ということは理論的には半年後など各キャリアが定めた保留期間経過後、同じメールアドレスを赤の他人が再利用していないことはない。
そんな心配があって調べてみるとフリーのメールアドレスの提供サービスしている会社さんの多くは解放されたメアドの再利用を認めているようだ。
再利用開始までの保留期間はプロバイダーや会社によってさまざまながら、メアドの再利用は普通とのこと。
しかもフリーのメールアドレスサービスでは一定期間利用しないと自動的に退会というところもあるので「知らないうちに」他人が自分のメアド使用中!という状況も発生しないこともない。
晴天の霹靂とはこういう状況に偶然出くわしたときだろう。
やはり、メールアドレスでけの本人特定はちょっとだけリスクを伴うので氏名や何かもう一つのキーが欲しいところだ。