< | >

新鮮だったLastPassの考え方
  • (2013-01-01 06:13:31)
世の中は変化し続けていても、人の行動は90%以上オートパイロット方式なので常識からなかなか抜け出せない(2013/01/01 小平探検隊)。

2011-02-13

煩雑なネットのID&パスワード管理


インターネットで活動するからには多数のID&パスワードの管理は避けがたい。ID&パスワードの管理は仕事の一部と考えてきた、というよりそういう「常識」から抜け出すことはなかった。

高まる煩雑さに対しては簡単なプログラムを組んで自動ログインでこの煩雑を回避してきた。同じようなことを考える人は当然いるもので、RoboFormを知ったときよくできたプログラムと感じた。

昨夜、はじめてlastpassなるサービスの存在を知り、何かが心の中で動いた。

RoboFormは作ることはできないが、アイデアとしては自分と同じ要求とそれに対する延長線上の対策に見える。

しかし、lastpassには旧時代から決裂したアイデアがある。

「パスワードをオンラインで他社に委託管理してもらう」という発想だ。

パスワードバンクという発想


パスワードは自分で管理するものという常識の私には理解しがたいというか、ショックを受ける。

しかし、考えてみれば私たちは自分のお金を銀行に預ける。パスワードだってあり得る話だ。lastpassは「パスワードバンク」ということ。

彼らの競争力はテクノロジーではなく「信用ビジネス」「ブランドビジネス」を確立しようとしている点であると思う。テクノロジーはすぐに追いつかれる。しかし、信用やブランドはそうはいかない。

リスク対策


しかし、ネットは遮断されることもダウンすることもあるし、lastpass社のビジネスモデルが立ち上がらなければ、いつサービス中断のリスクがあるかわからない。また、情報が破壊されたり漏洩するリスクも十分あること理解して利用したい。

リスク対策はやはりローカルPCでのバックアップだろう。KeePassなども併用した方がよい。

もはやクラウドが活動の場という発想


もう一つは彼らにはもはや「ローカルPC」というアイデアはないのかもしれない。ローカルPCはその場限りの活動の場になった。メインの活動の場はネット内に移行した。時代が変化した。

Dropbox、Evernoteなど人気のサービスは一例。要はクラウドの時代を彼らは主導し新しいバーチャルマーケットを創造しようとしている。比較して、時代の変化を感じる能力が貧弱という事実を思い知る。

ちなみにlastpassはすでに数年前から話題になっていた模様だが、私がその存在に気づいたのは昨夜である。情報にも疎い(マスコミに就職しなくてよかった)。

インターネット革命は勝負がついたという発想は間違い


人類史上最大の産業革命であるインターネット革命は「Googleの勝利でカタが付いた」ともう何年も前から考えていたが、まだ一悶着も二悶着もあるのではないか。








<< SSDインストールで悪夢< | >(備忘録) IE >>
search
layout
admin

[▲page top]