< | >

徹底自動化が可能なメールソフト「秀丸メール」
  • (2012-05-05 13:27:22)
メールのクライアントソフトはいろいろ。その中で「秀丸メール」は特に凄い。マクロが。(2012/05/05 小平探検隊)

秀丸メールマクロは最初わかりにくい



秀丸マクロに多少慣れていても、秀丸メールのマクロはすぐには書けない。

同じようなマクロだろうとはじめてみると自分の場合「全然わからない!」症候群にいきなり陥った。数日もがいて、何となく意図されている考え方が見えてきた。

秀丸メールの発想・・・プレインテキスト1本槍



秀丸メールの特徴はマクロ。作者もこの部分を意図して開発していると思う。秀丸マクロがかなりそのまま踏襲されている。

この秀丸マクロを生かすために、秀丸メールではメールのヘッダもタイトルも本文も、なるべくプレインテキスト1本槍で生成されるように制作されているのではなかろうか。

こんなメールソフトは他にない。プレインテキストに対して秀丸マクロは強力だ。結果的に他のメールソフトでは実現できない多彩な自動化が可能となる。

そういう自動化を特に必要としない人にはまるでどうでもよい話だが、自動化が必要な人には秀丸メールはマジック。

秀丸マクロと秀丸メールマクロの違い



秀丸マクロと秀丸メールマクロは別物と考えた方がよい。秀丸メールマクロは基本的に「TKInfo.dll」というプログラムから操作する。

TKInfo.dllはメールソフトの操作を実行するプログラムの集合体。AccessとDAOの関係に近いかもしれない。よって、秀丸メールマクロはまずはおまじないとして下記の記述から始まることが多い:

loaddll "TKInfo.dll";

2段構えの構成



メールソフトの多くの操作がTKinfo.dllでカバーされている。不足分は提供されている関数を組み合わせる。

結果的に手作業でできる操作はほぼすべてプログラムから操作可能となる。キーボードエミュレータを使うより確実で速く美しい。

一方、各メールの本文やタイトルやヘッダなどのテキスト操作は秀丸マクロがほとんどそのまま使用可能である。

よって、秀丸メールマクロは下記2段構えのマクロで構成されていると理解するとわかりやすい:

・メールソフトの操作 → 秀丸メールマクロ

・メール本文(テキスト)の操作 → 秀丸マクロ

秀丸メールマクロの書き方



関数の呼び出し方はたとえば、下記のように書く:

#n = dllfunc("FindDown");

$folder = dllfuncstr("CurrentFolder");

特徴は

・(戻り値が数値の場合) → dllfunc() という形式で関数を呼び出す

・(戻り値が文字列の場合) → dllfuncstr() という形式で関数を呼び出す

・戻り値を必ず「数値変数(#)」か「文字列変数($)」に代入する形式になっている模様

このへんは理由は私にはわからないが、とにかくこうなっている。そういうルールとして秀丸マクロは書く(ようだ)。

定型処理が必要なメールは・・・



とにかく、業務関連の定型的なメールを対象としていて、クズな仕事から解放されたいヤツは即刻、秀丸メールに乗り換えるべきだ。マクロが動いた瞬間は人生が楽しく感じられる。






<< (TEST)< | >FTPソフト対決と言っている間のFTPソフト >>
search
layout
admin

[▲page top]