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SOY CMSを試行錯誤
  • (2011-07-13 08:29:58)

行きつつ戻りつつのCMS


プレインhtmlの制作をやっているとメンテナンスの煩雑さで、ついCMSへと思考が流れる。コーヒーショップで知人と話しているとき、携帯サイトのメンテまで手が回らない、ともらすと「CMS使ったらどう?」と言われ、そうだなと感心した。

人に言われるまでもなく今まで同じことを考え、やはり失敗してまた元に戻るというパターンを何回か経験しているが、人に言われると何か新しい発見をしたかのように「それは気づかなかったな」なんて再度同じことを繰り返すところが懲りない性分らしい。

シンプルなCMSを探す


CMSといったら私の中ではWordPressがデファクト的に大きなイメージがあるが、あまり好きになれない点はその重さ。

シンプルで、サクサク動いくCMSがいい。

【条件】
・シンプルなCMS
・データベースはsqlite
・国産(携帯電話サイトの構築が有利ではなかろうか)

すぐに見つかった。SOY CMS。たいへんシンプルらしいところが魅力。

試行錯誤


すぐにインストール。sqlite版(インストーラなし)の全ファイルをアップするだけで動き出す。問題はその後。インストール後多少設定して、そのまま記事を新規投稿して、すぐにブログが始められるWordPressに慣れているとやや勝手違いに戸惑う。

下記の概念を理解しないと、SOYの発想が見えない。

・サイト・・・1つのドメイン下に複数のテーマのサイトが構築できる。最低でも1つのサイト(コンテンツページ)を構築することが求められる。SOYの管理システムは一つディレクトリに作成されるが、コンテンツページはサイトごとに別のディレクトリ作成する。

・ページ・・・ページとは「静的なhtmlページ」もしくは「ブログ」を指す。SOYではブログも一つの「ページ」と見なされる。ブログはページを作成するように何個でも作成可能。

・記事(エントリー)・・・ブログのそれぞれの記事。ページではない。それぞれの記事は個別に独立しており、どこか特定のブログの下の作成されるわけでない。

各記事が所属するブログは各記事に与えられる「ラベル」で識別される。ラベルは自由に複数設定することができるため各記事は複数のブログに所属することも可能。同じラベルなら時系列に整列する点は通常のブログと同じ。

ブログの各記事のURLはタイトルの文字列(日本語はエンコードされた文字になる)が使用される。

・ラベル・・・各記事の所属先のブログを識別する識別子。

はじめは「サイト」「ページ」「記事(エントリー)」「ラベル」の違いや意味が不慣れでわかりにくかったが、SOYはブログではなく「ブログ付きWebサイト」という思想で設計されていると考えるとわかりやすい。

ブログを一つの「ページ」と見なす考え方はブログシステムとして始まったWordPressより進んでいるかもしれない。

はまったところ


ブログはデフォルトのテンプレートがあまりオシャレとは言えない。そのためSOYフォーラムの公開テンプレートを導入しようとしたが、自分の場合、解凍できずに苦しんだ。

静的なページではとくに公開テンプレートはないようで、自分で作成するようだ。これは最高の自由度ながら初心者には厳しいかもしれない。

通常のhtmlファイルの中身をコピペすればいいだけの話しながら、それならSOYなしでhtmlを組んだ方がよいのではと悩む。

SOYページの利点はおそらく記事や他のページの一部や全部を、ダイナミックにページ内に取り込める「ブロック化」にあるのではないか。独自タグをhtml内に埋め込むことで実現できる。

この使い方に慣れるところが初心者にとってSOYを使いこなせるかどうかの分かれ目になる気がする。自分の場合、結果を出すにはかなりの試行錯誤が必要だ。






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