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ライトなWEBページを作ろう
  • (2010-04-16 12:32:25)

昔の「社名+電話番号」文化



ビジネスの告知は昔はイエローページや電話帳に番号を掲載し、ついでに電話帳内の広告や他の広告媒体に告知することが普通だった。もちろん、電話帳に掲載される社名と電話番号だけでOKという会社さんも多かった。

ほんの少し前までビジネスであっても「社名と電話番号」だけで通用していた時代。そして、この時代は社名がビジネス内容を表現しているケースが多かった。だから、社名だけ名乗ればビジネスの説明は必要なかった。

インターネット時代のビジネス告知



インターネット時代になり、会社の告知はWEBサイトとなった。会社にとってWEBサイトを開設しWEBページを公開することは普通のこと。

しかし、一般的な会社さんでは昔ながらの「社名+電話番号」文化から抜けきれず、1ページ制作することさえ苦しんでいるところも少なくないように見受けられる。

むしろ、語るコンテンツがないのに無理矢理ムダにページ数を増やしたり、陳腐な社屋写真を掲載したり内容の薄い社長のご挨拶を長々としたためてみても逆にお里が知れて、どちらがいいか悩ましいところだ。

無理矢理コンテンツを作るコストより検索エンジン対策



どんなビジネスかわからないビジネスなら、それを説明するページが必要だし、使い方がわからない商品ならその使い方を説明するページがあるべきである。

しかし、たとえばお米やさんが消費者には常識なのだから「米屋とは何か?」や「お米の食べ方」をろうろうと説明する必要はない。

やるとすれば「お米の炊き方道場、究極炊き指南!」のようにとことん突っ込む、それば価値あるコンテンツになる。そういうやり方もある。しかし、多くの場合、普通は「○○米店」でいいのではなかろうか。

Eコマースを導入し、トランザクションが発生するWEBサイトなら状況は一変するが、ビジネス告知のためのWEBなら、数ページで事足りる。

あとは他社名・他社商品名や使用頻度の高い普通名詞とかぶらないキーワードでいかに検索エンジンに上位表示をしてもらうかに心を砕くべきだろう。

WordPressの恩恵を受けるサイトとそうでないサイト



社長ブログもおおげさにWordPressを導入するより、サードパーティの広告のでない有料ブログ(月額数百円程度が多い)の方がレスポンスが早く、しかも外部リンクの獲得になる。検索エンジン対策として有利ではなかろうか。

わずかな量のコンテンツ制作に自分も最近、完成度の高さと将来性を備えたWordPressに依存している。難点はデータベース。データベースの重さには目をつぶる必要がある。

しかし、「社名+電話番号」程度から数10ページ程度のWEBサイトならデータベースなしのライトなサイト制作にはやはりWordPressでない、もっとライトなツールはないかと常に考えている。

検索エンジンも評価するライトなWEBページ



先日たまたまみたニュース。

Google、ページ読込み速度を検索結果に反映

レスポンス速度が「検索結果の表示ランキング」の指標の一つになっていることは昔から言われていたので、今更ニュースになるところがGoogleの影響力の大きさか。

表示ランキングの指標は一説に200程度あるそうだが、それぞれの指標で重み付けに大きな違いがあるはず。

今回のニュースはページ読込み速度の重み付けを重くするというアナウンスと思われる。ますますライトなWEBページに志向すべき時代か。エコな風潮にもマッチする。






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