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順々に壊れていく設備と機材
  • (2009-11-03 11:08:47)
時間的・金銭的コストが「安定して」発生するビジネスオペレーション

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ここ数日、プリンタの調子が悪い。昨日も1時間、プリンタをバラしてドラムやトナー周りを眺め掃除して再テストして・・・と繰り返した。ドラムの感光部を指先で触れたのが印字面の汚れの原因なのか?

昔から「忙しいときに限ってプリンタは調子が悪くなる」。たとえば外出直前、顧客提出用の資料を一枚打ち出すだけなのに、そんな時に限ってジャムる。

伝票打ち出し用に数台のプリンタを使用している。場所をとるので本当は1台で済めばよいが、サイズが違う用紙の出し入れが大変だったり、バックアップの意味で同じメーカーの同じ機種を並べ、さらにコンビニ用紙と郵便振替用紙用のプリンタはコンビニ各社と日本郵便のスキャナー(バーコードリーダ)に合う機種が要求されており、こらも別途。

それぞれのプリンターはトナーがなくなるごとに交換。ドラムが寿命になったり、故障したりと複数台あると、消耗品の交換頻度こそ低いがが、けっきょく順々にどれかが調子が悪くなったり壊れたりと案外、時間的・金銭的コストが「安定して」発生していることに気づかされる。

プリンターだけの話ではなく、オフィス全体、システム全体、ファシリティ全体における設備や機材のメンテナンスを考えると、常に「安定して」時間的・金銭的コストが発生している。

仮に費用のことは「必要な固定費としてあきらめる」として(実際はそうはいかない)、すべて機材や設備に関して各ベンダーとメンテナンス契約を締結して、不具合にはすべてその分野のプロである業者に面倒を見てもらうとしたら?

・・・それでもメンテナンス契約のための折衝や管理業務はそれなりに煩わしいし、また故障時メンテナンスを依頼する手間もそれなりに発生する。立ち会いや故障状況の説明や復旧後のテストも発生する。

(それに、あまりにも営業熱心なベンダーといったん関係ができると激しい営業攻勢を受け、ビジネスの影響は案外大きい。矢継ぎ早にかけてくる電話対応だけでも負担だが、無意味に訪問したがる彼らのスタイルにはほとほと呆れる)

これはどこにでもある小さな事務所の話だが、特殊な設備を要する工場に至っては建物全体が設備の塊であり、多種多様なメーカーの機材と製品で埋め尽くされている。そして、「常にどれかが・何かが不具合を起こしている」もの。昨日はベルトコンベアが、きょうはボイラーが、明日は空調設備が、次は冷蔵庫が、次は・・・

提携工場の工場長は製品製造という本来の仕事よりも設備の維持により時間と体力を消耗しているのではないかと心配になる。

大手の企業さんが生産現場の設備維持・環境維持のためにどのようなノウハウでコスト配分やリソース配分を采配されているのか知りたい。アメリカの大企業さんならおそらく得意の理論化で、ROIやROAのような会計上の指標を設定しているかもしれない。

現状はシステムの単純化と部品数(設備や機材数と種類)を極力少なくすることしか思いつかない。






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