バス「くにっこ」
  • (2011-06-29 18:43:18)

2010/03/06

国立市には兜(かぶと)をかぶった子供がロゴになっているバスが走っている。その名は「くにっこ」、国立市運営の「コミュニティバス」である。通勤にたまに利用する。雨の日には重宝する。

くにっことは? 国立市運営の「コミュニティバス」。愛称がカワイイが、車体のデザインも描かれたペイントも、チョーステキだ。日本人好みの幼い絵柄をこれでもかと具現化したところがいい。外国人さんには不思議な絵柄だろう。本数が少なく6時くらいにはサービスが終わるのはやや不便ながら経費削減の観点ではもっともなことだ。

くにっこ vs ぶんバス 料金対決 国分寺には「ぶんバス」なるものが走っておりどこまでいっても100円なので、くにっこの170円にはややギャップを感じつつも慣れてしまえば100円も200円も同じ。

さて、くにっこの運転手さんはなかなか親切で、バス停留所に間に合わない場合、多少行きすぎた程度なら道路の真ん中にでて大げさに手を振れば止まってくれる(こともある。記憶の範囲で3回は止まっていただいた)。

「本当はここでは止めらないんですよ」なんて嫌みの一つも聞かされるが、立場上のポーズと理解している。くにっこのロゴはなかなか記憶しやすい。はじめは兜とばかり思っていたが、よくよく見るとそれは旧国立駅をモチーフとした駅のシルエットだった。

くにっこのロゴ 旧国立駅の駅舎は国立市の象徴になっている。とはいえ、あの駅舎は今は解体され現代風新駅舎となっている。解体され外壁やパーツはどこかに保管されている模様。

外観を旧駅舎風に戻すというウワサもあるようだが、実際は不明。甲武鉄道国立駅開業当時はモダン・ハイカラな洋館風駅舎の位置づけだったろうが、今となってはレトロなイメージ。

国立を愛する住民の感情を逆撫でするわけにはいかないが、今さら平屋の駅舎風情にするのもどうか。特別な外観のためのコストアップ分(建築費用と今後継続的に発生するメンテナンス費用)を誰が負担するかとう問題もやるせなくややこしい問題。

もし旧駅舎の外観が戻ってこないと、くにっこのロゴはやがて新しい世代には意味不明のロゴとなる。そんな時代が来るのか。

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