マスコミ風記事の書き方:非難も擁護もしない、事実のみを書く
  • (2011-08-16 09:40:00)

シャンプーの記事を書いた。艶を出すためのシリコンについて悪口を書きそうになった。しかしシリコンのことを調べ直すととんでもなく優秀なオイル。希薄な受け売り程度の知識で何かを主張しようとすれば、恥をかくことになる事例。非難はしない、擁護もしない、事実のみを書くべきだ。当事者として記事を書く場合はまた別の立場があるだろう。

・詳しく書くには全体の知識と経験が不足している ・反対意見を取り上げるなら、賛成意見も取り上げるべき ・当事者同士の問題であり一方の肩入れをしない

しかしこれで客観的な報道かというと、それは100%無関係。「何を記事として取り上げるか」、そして取り上げた事件やイベントに対して「事実のどの部分を取り上げるか」という選択の部分ですでに客観性は失われている。

とはいえ取り上げた事象を伝える部分においては少なくとも、正否の意見はバランスよく採り上げる。

また「事実のみを書く」という意味は自分の意見や分析が書けないので、自然記事の字数は減る。事実関係の記述は正確さを要求されるので、取材コストに対して記事生産性は極端に低下する。これがマスコミの姿だ。本当のジャーナリズムはコスト(体力や時間、お金)がかかる。

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