(2019年) 100円ショップでカルチャーショック
  • (2019-01-04 13:10:42)

ネットの「売ります・買います」

20年前、インターネットが爆発的な普及をはじめたとき、オークションサービスや中古品市場サービスはごく初期の段階で勃興した。

海外では eBay、国内では Yahooオークション。たとえば、Yahooオークションはネーミングこそ「オークション」だが、内容はローカルな地元紙や雑誌に掲載されていた「売ります・買います」。

Yahooオークションによる経済へのインパクト

ローカル紙などに掲載されるレベルでは実体経済への影響は誤差程度もない。

しかしネットを介した「売ります・買います」であるYahooオークションを見たときは日本の製造業へ影響はいかばかりかと心配した。様々なメーカーが大なり小なりの悪影響を受けるだろうと予想した。

(多くの分野で新品の売上げが落ちて製造業は力を失うのではないかと)

はたしてネットオークションは新品市場に影響はあったのか?と考えたとき、ブックオフのように、それまでのリユース業界に多少なりと門影響はあったと思うが、私が心配した新品市場への影響はあったのかどうか、今ひとつわからない。

地すべり的変動

中古品市場のネット革命と同時に、安価な中国製品の世界的な爆発的流通で、新品市場そのものが、地すべり的変動に見舞われて現在ケオスなコモディティ社会となってしまった。

100ショップに入ると古い価値観とプライス感を未だ払拭できない私にはカルチャーショックに襲われる。

人々は100円ショップの安さに驚喜するが、ここには国内の製造業を壊滅させる遠いワナがある。

日本が米国に対して行った図式がそのまま返ってきた

日本が1980年代、アメリカ市場に対してしかけたワナを今度は日本が中国から仕掛けられている。

米国はデジタル革命と金融ビジネスで国難を乗り切ったが、日本にはどんな方策があるのか?・・思いつかない。

現状の100円ショップは本部だけが繁栄を謳歌するだけで関係するおおすねすべての人々を遠からず没落させる構造体である。

それを知りながら目先のメリット故に誰も止めることが出来ない社会的構造体となっている。

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