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ドメインを気楽に取得する時代は終わった・・
  • (2023-10-26 08:43:23)

事実上の値上げが続いている


一つ前の記事で書いたように、久しぶりのドメイン移管で感じたこと:

以前はドメインの取得費用と年間維持コストは安かった。

だからドメイン取得を趣味にしている人もいた。

昨今、一部のレジストラでは「サーチャージ」みたいな料金体制を取り始めていて基本料金を安く見せて実際は20%~30%増しというベンダーさんもある。


WHOIS情報更新ではまった


先日あるドメインをムームーに移管したら、WHOIS情報更新せよとメールが来た。

言われるままにWHOIS情報を最新版に更新し更新ボタンを押したが、間違いに気づき再度更新しようとしたらロックされて、承認されるまで更新ができなくなった。

いちいちロックするのか?・・更新に数日かかるとなると気楽には更新はできないな・・と思う。

結局、WHOIS情報更新のキャンセルができたので、待たずに修正できたのだが、考えさせられた。

昔はドメイン取得にはルール違反であっても偽名で登録できたし更新も移管も簡単で気楽だった。

しかし次第に管理が厳しくなる現状はセキュリティ上仕方ないと思うが・・


気持ちが冷める


世界中の人にドメインの購入はドンドンやってもらいたいし、お金を落としてもらいたいので、あの手この手でドメイン購入を誘導してくるのに、いったん購入し管理する段階になると面倒くさい・・

それにクソなドメイン名を無限に作り出して投げ売りしている現状ではドメインコレクターもドメイン取得の熱意が下がると思う。

本当にクソドメインの量産は今すぐ止めないと自分達の商品の商品価値を自ら毀損することになるのに・・ICANNさんは何考えてるんだろな・・


ドメインビジネスは錬金術


ドメイン名って無から生み出したデジタルネーミング。

保管もメンテナンスも不要で永久に劣化しない商品。

これを有料で販売するわけで、しかも年間サブスクだから毎年更新料が自動的に取れちゃうビジネス・・これはすごいビジネスモデル、優れた錬金術である、おいしい商売だな~


時代は変わった


ドメインをムダに所有することは金銭的にも管理作業的にも問題なかったが、今では割に合わない時代になってきた。

ドメイン名を取得・維持することは体力・時間・エネルギーを奪われる行為になった。

この分野はICANNと頂点とするレジストリー・レジストラのドメインビジネスへと変貌し、そして官僚システム化することは避けがたい宿命である。

ほどほどに付き合う関係が一般消費者の今後のあるべき姿。


ドメイン・ポリシー


ということでボクのドメイン・ポリシーは今後こうなる:


(1) 新規取得はなるべくしない

(2) ときどき棚卸しを実施し不要ドメインは解約する

(3) ドメインをすでに所有している場合、それらは情報更新など可能な限り行わない、さわらない

(4) 所有するドメインはレジストラによる代理公開のこと、代理公開不可ドメイン(.jp, .co.jp)は所有しない

(5) 価値の低いドメイン・・「.com」及び所有者にとって特殊な意味があるTLD以外はあまり価値がないドメインと認識を改める・・価値が低いドメインを取得しない、更新しない、解約する

(6) 「お名前.com」などサーチャージをやっている割高レジストラからは移管せよ

(7) 「.jp」ドメインに近づくな、JPRSは危険


ボクは「○○.net」ドメインを好んで取得していたが、今後新規取得はよくよく考えないとな・・


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