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ケータイショップ、詐欺行為は常態化か?
  • (2023-05-29 05:01:28)
今日はボクがケータイショップで一本取られた話

ショップへ行くことになった背景


携帯電話(ガラケー)が壊れた。

ソフトバンク3Gが終了する2024年までガラケーを使うつもりでいたが、残念だが、2023年の現時点でスマホに機種変更することにした。

SIMカードが壊れるとケータイ自体が起動しない。

ネット(ソフトバンクのサイト)で機種交換の手続きをしようとしたが、すぐにはまった。

本人確認用の認証コードがSMSで送信されたが、それを受け取るケータイが壊れている。

ケータイが壊れたからやっている作業が壊れているゆえに実行できない・・デッドロック状態に陥った。

ケータイショップに行くしかない。

(15年くらいぶりだろうか?・・)


店内アンケート


午後6時半、ショップに出向くと待っている人が3人いて対応を受けている客が3~4人。

自分の番を待っている間にアンケートを書くように求められた。

インターネット回線に関する質問もあった。


露骨な営業


アンケートの質問はすべて正直に書いたが、自分の相談がはじまったら案の定、開口一番にNTTリプレースの話からだった。

「現状で満足しているので・・」と明確に言ったらあっさりとやめてくれた。

あとスマホの付属品なども売り込まれた。すべて「不要」と明確に返答した。


勝手に端末を準備される


希望の製品名をアンケートに書いていたら、いきなりそれを持ってきてくれた。

(あとで考えてみればが、これを手にとったことが失敗の原因)

この時点ではプランや毎月の支払額を聞いた上で検討するつもりで、この日に購入するか決めてなかったのが本心。

しかし、店員は倉庫から製品を持ち出してき「よかった、この色は最後の一個です」と言った。


なぜ48ヶ月?・・そもそも問題はそこでない


店員は製品の分割払いプランをごく当たり前のごとく「48ヶ月(4年)」の前提で話が進めたが、彼の話を割って「24ヶ月」にしてもらった。

(まだ買うと決めていないのに、買うかどうかの決定問題は飛ばして「48ヶ月(4年)」か「24ヶ月」かでもめた)

(なぜこの営業マンは「48ヶ月」にこだわるか?今でも不明)

30分も話ていたが、その時間の半分以上、彼は裏に行き何か書類を書いたりスマホのセットアップをしているようだ。

最終的に動作確認されたスマホが手渡された。

金額的には問題ない(あとでわかったが、金額もダマされていたので実は問題あり)が、いきなり製品を手渡され、事情をよく把握できないまま商談は終わった。


帰宅後に状況を理解した


「今日はまだ買うつもりではなかった」が帰宅後の感想。

営業マンと話している間は魔術にかかったように相手のペースにのせられ連れ去られた。


契約書を読む前に現物を手渡される


契約内容の確認の前にセットアップしたスマホが手渡された。

そして、タブレットを渡されアンケートに答えてほしいと言われた。

「本日の説明はわかりましたか?」「不明な点はございませんか?」みたいな質問。

自分でチェックをしていき最終的に署名欄がある。

このアンケートに本人がチェックしたことに対する署名と当然思った。

しかし、実はそのタブレットの内容は契約書になっていた。

スクロールして上の方を見に行けば契約するサービス名、オプションなどの内容と料金が書かれていたことは自宅に戻って知った。

私に示された部分はアンケートと署名欄の画面だけである。

この営業マンは毎月の月額をオプションなしの価格で私に説明したが、実際には契約書にはいくつものオプションが含まれており、それらを合計すると2倍くらいの金額になっていた。

そして、月額の合計金額は契約書には書かれていなかった。

個別のサービスとオプションの明細だけである。


請求される月額がよくわからない問題


自分でそれらを合計すると月額合計はでるのだが、3~4本のサービスと3~4本のオプションを暗算で出せる人はいないだろう。

月額合計の記載がない契約書ってある?・・常識的におかしい。

ソフトバンクさんはこういう契約書を消費者に渡すのか?・・消費者を陥れる確信犯的行為ではなかろうか。


自分で読まない限り契約書には署名しないのだが・・


この一連の手続きの不正は契約書を契約書として知らせず署名させた点。

私は契約書に軽々しく署名しないタイプで、契約書を自分で読まない限り通常署名は保留する。

なので、今日ははダマされたという思いである。


解約できると言われたが、それはウソ


帰り際、今日の契約内容は一週間以内なら解約できると言っていた。

しかし、スマホはもう私の手の中にある。

「もし一週間後、契約解除を申し出たら、このスマホはどうなるの?」と聞くとスマホだけは定価で買い取ってもらうことになると言われた。

この状況は事実上解約は不可能という言うべき。


「オプションはすべて不要」と明言したが・・


自宅に帰り、契約書の内容を確認すると複数のオプションサービスに加入していた。

私は明確に「オプションサービスはすべて不要」と明言したが、彼は勝手に入れていた。

そして、私が聞いた月額金額はオプションなしの合計料金だった。

口答では安い月額を言っておきながら裏ではオプションを勝手に入れて署名させる・・ケータイショップあるあるなんだろうと理解した。

ぼやーとした気持ちでショップに行くと一本取られることを知った。


不正行為は常態化している


契約書を見ない客も多いので、このまま高い金額を払い続ける人もいるだろう。

ダマされたことに気づいた人はオプションを外すだろうが、はずさない人も多いだろう。

これはケータイショップが組織的に行っている詐欺で常態化しているのではなかろうか。

担当した店員はスーツを着て清潔感があり笑顔がすてきな若い営業マンだった。

こんなに第一印象がすがすがしいヤツがニコニコしながら、ためらいもなく客をダマすのか・・

ダマすことが常習化しているから「ためらいもなく」「普通に」やれるのだろう。

とくに私の場合、今時ガラケーをスマホに変えようという中高年の客である、何も知らない絶好のカモに見えたのだろう。


スマホ代金も市場価格より割高


ショップで7万円で販売されていたスマホはAmazonでは4万円だとわかった。

これだったらSIMだけの契約でスマホは市場で買ったほうがよい・・いろいろやられたな~という感想だった。

しかし、後悔はない。

無垢な消費者が連戦練磨の営業マンにいとも簡単に乗せられる現実を体験できたわけである。

安い授業料だろう。


ケータイショップの悲哀


逆に営業マンやショップの運営側の立場となって考えれば、厳しいであろうノルマやプレッシャーを背負いながらの営業であり、彼らの心境に同情も感じる。

ケータイショップの存在意義は低下傾向である。

平均的なユーザーは実店舗からネット手続きに移行するだろう。

キャリアにとってケータイショップは今までのように必要なわけではない。

ケータイショップに対する扱いも雑になることは容易に予想される。

「走狗煮らる」のことわざ通り、人間とはそういうもの。とくに大企業さんは残酷である、いったん不要になったケータイショップはこれまでの功績や貢献などにはお構いなしだろう。

負担や締め付けは増大するだろうしショップ同士の競争も激しさを増す。

キャリアから見れば、コンビニショップ同様、ショップが相互に食い合っても何ら問題ない。

町中にあふれていたケータイショップは銀行の支店同様ひっそりと多くが閉店していくだろう。

戦略性がないエリアや競合が多すぎるエリアのケータイショップ経営者は早めに次のビジネスプランを描かないと先細りは必至、逃げ切れる者は一部だと思われる。


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