ヤマト「宅急便コンパクト」のダメ箱
- (2015-07-08 10:41:37)
箱の強度はやはり問題
箱の材質はボール紙みたいな素材で、サンプルを見たときの第一印象は強度の問題だった。
配送中に手荒い扱いを受けたり、他の荷物の下敷きになってつぶれると予想していたが、実際、中身が飛び出している「コンパクト」が出回っているらしい。
両面テープが情けない結果に
箱の封は市販の両面テープ風のもので止める仕組みになっている。これも「はがれるのでは?」と心配していたが、梱包作業後、数分で止めた部分が浮き上がるものが続出。
梅雨だから湿気の影響もあるだろうが、ヤマト内でも相当数の「コンパクト」が左右側面・前方のフタがはがれかけて流通しているだろう。
当社では仕方ないので、前方・両側面に白いガムテープで接着の補強を行っている。手間暇かけて梱包作業をやっているが、作業効率は極端に悪い。
ゴミもでる、場所も取る、いいことはなにもない
細かいとことだが、
・複数個の発送作業をやる場合、ある程度組み立てて置いておくのだが、重ねられないので、これがまた無用に場所を取る。
・また一個一個の箱の作業スペースが、当社の箱より広く必要なので、これもストレスになっている。
・両面テープが使用されているのでゴミも多く出る。
当社の箱の場合、箱詰め作業はおおむね1分で、コンパクトはまだ慣れていないこともあるが、3分。10個準備するとそれだけで30分。とほほな気持ちになる。
ワンタッチにこだわるより、実用性が欲しい
なんでこんな不良箱を設計したのか、空想してみると、開発担当者はワンタッチにしたかったんだろうなと感じてしまう。
遊び心のあるデザインは楽しいが、クライアントもヤマトさんの現場も迷惑だろうと空想している。
ヤマトさんも現場の声を集めて、改良箱を出してくると予想しているので、次に期待したい。