便利で危険なDROPBOX
- (2014-04-27 09:35:42)
2種類のアカウント
場所によって見える階層を変えている。そのために2種類のアカウントを取得し「共有」設定で階層を分けている。
削除済みファイルの保存(リビジョン管理)
Dropboxが便利なこと一つが、古いファイルを10バージョン以上保存していてくれること(リビジョン管理機能)。
Dropboxサイトのゴミ箱マークの「削除ボタン」を押して、その中のファイルをクリックすると10バージョン以上表示される。
一度、間違ってあるファイルを上書きして死にそうになったとき、運良くDropboxの旧バージョンから復旧できた。Windowsでは削除ファイルは復旧できるが、上書きファイルは取り戻しようがない。
セキュリティ的な問題点
しかし、それだけ徹底的に残してくれることは反面、セキュリティ上、やっかいでもある。Dropbox内のファイルもいつかは流失する。または第三者の人間に中身を見られる可能姓が十分にあるので、セキュリティ性が高いデータはアップしない方がよいと思いつつ、これが便利だとついつい気が緩んで重要なデータをアップしがちだ。
一回でもアップすれば、自分が削除(Dropboxの「完全削除」)したとしても、本当に削除されたか不明だし、まして物理的に実施されたわけではない。
それどころかDropbox側は何らかの目的のために永久に保存する(またはすでに全データを保存している)可能性があることも推測される。
今時のdb運用ではいったん記録されたデータは「一時的に見えなくする」という発想はあっても「削除」という発想はなくなりつつある。