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顧客メリット「同梱発送」を実現する方法
  • (2009-04-03 15:33:40)
「同梱発送」というネットショップに求められるちょっとしたサービス

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おてがる通販の最新バージョンでは「同梱発送」の処理プログラムがくみこまれているという。どういう優れものが一度拝見したいが、チャンスがない。そういう機能がデフォルトで付いていてうらやましい。当社が使用中の旧おてがる通販にはそうしたおりこうな同梱発送機能はない。

同梱発送は受注システム全体から見れば枝葉末節の微々たる機能ながら顧客の「お得感」をくすぐる微妙な機能。あるテレビショッピングのバイヤーさんの話では「送料無料」となるお買い得感がモチベーションとなり、同梱発送が可能な時間内での追加注文が多く見受けられるという。

顧客のちょっとした満足を満たすためにも同梱発送機能は欲しい。現状では同梱発送を希望する場合、最初の注文をいったんキャンセルし、改めてまとめてご注文いただくことが一応、当社の現行規則。それはあまりにもお役所的で顧客の利便性に対する配慮がない。そのため個別に担当者ベースで対応している。

この努力する姿は親切だとしても個別に対応する労力と時間は大きなロスであり、恐ろしいことはミスが発生するリスク。イレギュラーな対応にミスは付きもの。個別で標準化されない対応はミスを招き、結果的に顧客に迷惑をかけることになる。

同梱発送機能のある受注ソフトへのアップグレードは魅力的だが、現行のシステムへの手直しを考えるとそう簡単には行けない。まずは現在の受注データベース内でなんとかならないかしげしげとACCESSのファイルを眺めてみる。

●付け替え作業方法

商品明細だけを統合することは案外簡単。

たとえば、個別の2つの注文チケットを同梱注文として処理する場合、どちらか一方を「親チケット」として片方を「子チケット」とする。商品の種類が多い方を親にした方が便利。

それぞれの受注チケットはそれぞれの明細チケットを明細番号である「明細ID」をキーにリンクされている。

「子チケット」の注文内容を「親チケット」に統合するためには

(1)「親チケット」の「管理番号」をコピー(Ctrl+C)

(2)「子チケット」の明細画面にて「親チケット」の「管理番号」をオーバーライト(Ctrl+V)する。「親チケット」の1からはじまる「明細番号」をシリアル増加するよう変更しないと多重入力エラーとなる。

(3)「子チケット」の明細は「親チケット」の明細に表示されるようになる。

配送先など顧客情報は親チケットのプロパティをそのままつかえるので付け替えたり移動する必要はない。空になった子チケットは空明細のまま「売上0円」にセットし放置することにした。

問題は親チケットに子チケットが統合された際の請求合計金額が違ってくること。当社の場合、一定の合計金額で送料が無料となる。この計算は当社の場合データベース内で行わず、ショッピングカート内で処理して合計金額は固定データとして受け取るため、チケット明細ID付け替えによる総額の変化と「送料無料」などの追加処理はマニュアルでデータベースに入力し直す。

また、コンビニ決済など支払手数料が発生する支払い方法の統合(「支払い手数料無料」)による金額の変化もマニュアルで調整するしかない。

以上、明細IDの付け替え、「送料」「支払手数料」の調整をマニュアルで行えるようインタフェースた画面を準備すれば現在のままで改良できそうである。明細IDの付け替え、「送料」「支払手数料」の調整を行うためのフォームを準備してテスト予定。






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