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「ゆうちょ銀行」への振込が危険すぎる
  • (2012-12-08 12:22:21)
お役所系の組織には本来優秀な人が多いはずなのに、システムはなぜかムダに複雑で奇形気味、どうしたらこんなクソなシステムになるのか、という一事例 (2012/12/08 小平探検隊)

地方では人気の「ゆうちょ銀行」


ライターさんを募集して記事などを執筆してもらうことがある。

地方から応募いただくライターさんへの報酬振込先は「ゆうちょ銀行」が圧倒的に多い。

ゆうちょ銀行は特殊な銀行で、ゆうちょ銀行口座番号(記号・番号)のままでは振り込めない。


銀行間為替を想定していない?


平均的な銀行口座は「支店名」と「口座番号」だが、ゆうちょ銀行の口座番号の体系はちょっと変わっている。

「記号」と「番号」

経緯や由来はわからない。とにかくそうなっており、これを「支店名」と「口座番号」と解釈すると他人に振込ことにもなりかねない。


店名・口座番号への変換公式


ゆうちょ銀行としても一応、平均的な銀行との為替を実施するための情報は提示してくれている → 記号・番号から店名・口座番号への変換公式

と、一般人にはかなり複雑。


振込用の店名・口座番号変換サービス


プログラムで変換してくれるサービスもある。

平均的な銀行口座フォーマットへ変換

これに通すと下記のデータへと変換してくれる。

・店番

・預金種目

・店名

・口座番号


消費者にこの変換作業をさせるべきでない


ユーザーには通帳に記載されているオリジナルの「記号」「番号」で振込自体を行わせるべきだろう。

変換作業はプログラムで自動的に行うことが、ユーザーの負担もなければ、銀行側にとっても間違を防止に役立つ。

ユーザーにそういう変換作業をさせないことが、ユーザビリティ上もセキュリティ上もメリットが大きい。

にもかかわらず、こんなムダで危険な作業をユーザーにやらせるとは硬直した組織だけに、技術的な問題でなく、いろいろな組織的な事情があるのだろう。


下々には不明


ネット上のどの部分で変換作業をやるかとなると、全銀プロトコルシステムの手前あたり?

さすがのゆうちょも、あの全銀プロトコルの硬直性には手が出ないのか、それとも全銀協会との政治的な問題か。

もしや、ゆうちょ銀行は他の民営銀行とのビジネスを意図的に遮断しようとしているのかもしれない。

自分たちだけでやっていけるとっても巨大な金融機関なだけに、他のしょぼい銀行など、ハナからどうでもよいのかもしれない。

日本のパワーエリートが考えることは下々の我らにはよくわからない。



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