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Accessレポート、メモ欄を商品明細に入れるクエリ
  • (2011-10-22 06:39:52)
2011/10/22 小平探検隊

視覚的に無理のあるメモ欄の位置


またまたピッキングリストの話。「パンフ不要」や「配達時携帯に電話して」などお客様の個別のリクエストや注意点を「備考」の欄(メモ欄)に記入していた。

そして、メモ欄はピッキングリストの商品アイテムの一番上に記載されていた。

ミーティングで「一番最初に書かれていると視線の移動の仕方として一番最初に見ることになる。いきなりイレギュラーな仕事から入るのでピッキングの効率が落ちる」という指摘を受けた。

技術的に保留していた


これはかねがね自分自身も感じていたこと。商品リストの一番下の記載された方が、ピッキング担当者には「視線と心理上の自然な導線」になる。しかし、Accessで一番下に記載する方法がわからなかった。

注文番号に対する商品リストのフォーマットの仕方はAccessではサブレポート方式で対応することが普通。商品の種類数は変動するので、行数も変動する。つまり、どこが一番下になるか毎回変わる。固定的に位置づけできない。

かといってページの一番下だと、視界範囲から遠くなる。見落とすリスクが高い上に、ピッキング担当者に無駄な視線の移動を強いる。

やや不自然だが、メモも「商品明細」に


そこで、「備考」内容をテンポラリーに商品明細リストに入れることはできないか。

Accessにはそんなマジックも準備されていた。「追加クエリ」(Append Query)。

「追加クエリ」と「削除クエリ」、バンザイ


Access->クエリ->新規作成->(受注テーブルを追加)->(注文番号、日時、備考を追加)->追加クエリ->(追加先のテーブルは明細テーブル。「備考」を「商品名」とヒモ付けする)

ピンキングリストでは商品番号でソートされるので、商品リストの一番下にくるような、たとえば「z」や「999」のようなダミーの商品番号を与えれば完成。

商品明細に、一時的にムダに取り込まれたメモは翌日のピッキングリスト作成時に「削除クエリ」で削除されるようにコードを組むことで、明細テーブルの無駄な肥大化を防ぐことにした。

明細テーブルに一時的なレコードを毎日入れたり消したりする点が美しくないが、まあ、よしとしよう。






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