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Webサイトのグランドデザイン
  • (2010-05-16 13:58:23)

Webサイト・ドメインの統一的な構想が弱い



Cha新製品をリリース。製品開発はスムーズだったが、Webでの公開方法はすっきりしたアイデアがないことに気づく。いよいよリリースという段になって、

「はて、どのドメインの、どのディレクトリーに?」

KGサイトに統合するにしても「並列か、下のディレクトリーか」のポリシーさえ決めていなかった。複数のWebサイト・ドメインの統一的な構想が弱いため、つまりグランドデザインの不備による不具合。

グランドデザインだけが得意というのも困りものだが、構想が弱いビジネスプランはローカルな繁盛店になることはできてもビジネスには程遠い。

小さな繁盛店はプランを練るテストベッドという心構え



・小さな個別のヒット商品はプロダクトラインの構想を練るテストベッド。

・ローカルな繁盛店は販売網の構想を練るパイロット店舗、アンテナショップ。

そういう発想に慣れていない。その場限りの突貫工事を繰り返すと東京の街並みのように猥雑な構造となり、ブランドイメージは傷を負う。

URLの決定とターゲットキーワードの選定



URLは実店舗で言えば住所。ターゲットとするキーワードは呼びたい客層の設定。考えてみれば、URLの決定とターゲットキーワードの選定はブランドの定義とビジネスプランがあってのこと。

ブランド定義とビジネスプランの延長線上の一つのビジネスアクションなのだから、勝手に一小隊が暴れたところで戦略には影響ないどころか、むしろ困り者を演じかねない。要はブランド定義とビジネスプランの設計ができていないことに問題がある。

URLは財産という認識:URLポリシー



いったん決定されたURLは変更できないと考えるべき。動的なURLをGoogleは許容するというが実際Googleのトップページを埋めるサイトはたいてい静的URL。

動的URLは住所不定の移動式ワゴン販売のようだ。やはりURLは固定で、しかも長期間変化させないことが重要。

URLは財産。

・意味のある短めのURL(番号や意味不明の文字列でない)

・将来の新ページとの整合性(同じディレクトリーにテーマ違いが多くなることを避ける)

短く意味のあるURLとコンテンツのテーマ純度



CMSの中には<h>タグのタイトルをURLにする製品が多い。最近まで、それはすごいグッドなアイデアに見えていたが、今はそう考えていない。タイトルは微妙に変わる。しかもURLにするには長い。タイトルとURLは個別に独立すべきである。

グランドデザイン設計で統合性(整合性・役割分担)以外にもう一つ重要なことが「拡張性」。

今は必要ないか、取り扱っていなくても将来的に展開の可能性があるテーマは事前に整合性を調整しておく。将来のプランや事業との整合性のズレは後々苦しむことになるだろう。

拡張性の検討は製品開発計画と関連が深い。並列のディレクトリーにまったく違った製品が入ってくると「テーマのブレ」が大きくなる。Googleはキーワードどごとに相互関連性指数を設定していると思われる。

まったく関連性のないキーワードが全体に占めるキーワード数の中で増加していくと、相対的にサイト全体のテーマブレが発生する。そういうアルゴリズムでテーマの純度計算がされりることは容易に察しがつく。

ページごとにワンテーマ。それらを統合して関連性を持たせたたディレクトリー。さらに複数のディレクトリーごとに関連性のあるテーマをまとめた上位ディレクトリーといった具体にサイトのテーマ純度に配慮できるコンテンツ構成を事前に設計しておくべきである。

これもブランド定義とビジネスプランの設計があって考えられること。






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