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自前ブログへの誘惑、WordPressとMovableType
  • (2009-01-29 05:47:42)
ブログ流行りで世の中は毎日たくさんの情報が生成されている。デタラメも多いが調べ物にはありがたい。

ECサイトがブログを併設する理由はいろいろある。WEBページの制作が手間だからブログで代用というのはECサイトとしてはちょっと手抜きに思われかねないが、本体だけのサイトというのも、商売熱心なECサイトにはややさびしい。

ブログの意味を考えてみた。時系列のタイムライン投稿方式WEBサイトと理解している。たとえば、最新ニュースを五月雨式に投稿していくシステムとしては最適。

「ブログは使える!」とわかるともうちょっとああしたい、こうしたいと要求が出てくる。しかもフリーソフトとして簡単に入手可能だと自分で所有してみたくなるのも人情。管理・運用の労力を知って撤退することも多々あるものの、インストールに挑戦することはシステムを理解するにはありがたいチャンス。

評判が高いWordPressとMovableTypeを試してみた。

私が契約しているレンタルサーバープロバイダーには上記ブログソフトウェアのインストールインストラクションが掲載されている。

本来この種のソフトウェアはある程度の知識とスキルがあるユーザー層を想定して制作していると思うが、初心者でもインストールできるよう設計されていた。ユーザー獲得に並々ならぬ意志が感じられる。

データベース(MySQL)の作成と割り当てがあったので苦しむかと思いつつ、「あら?もう終わっちゃった?」という感じでインストール自体は完了。

●WordPress・・・ネット検索する限りよい話はあっても批判的なところは少ない。開発言語はPHP。しばらく自前ブログシステムの世界的デファクトスタンダードか?

私の場合、プロバイダーの環境にも問題があると思うが、とにかく遅い。システムが黙り込んでしまう。CPUやメモリーを強化すれば動くのかもしれないが、そもそもたかがテキストの投稿と表示にリアルタイムでセキュリティ堅牢なRDBMSデータベースを回す必要があるのか私には不明。デザインが綺麗でプラグインなど将来的にいろいろできそうなものの採用を断念。

●MovableType・・・WordPressが今日の隆盛を極めるまで「ブログといえばこれ!」のような印象。現在ではWordPressとともに「ブログ2強」の一つか。開発言語はPerl。

設定を変えるにしても記事を投稿するにしても、とにかく「再構築」というプロセスが走る。「静的なWEBページの生成」という説明がどこかにあったが、原理的に何をやっているか自分には不明。しかしこれは不便だった。それにWordPressと同じく私のレンサバプロバイダーのデータベースは極端に動かない。とにかく遅くて私の環境では実用に耐えず同じく採用を断念。

今回の結論:現状、私にはC言語などで書かれたプロバイダー提供のサクサク動くブログシステムの方が似合っていそうだ。

今回は私の環境では動かなかったが、WordPress、MovableTypeともに相当鍛えられて洗練されたソフトウェアだった。どれだけのバグ取りが実施されてきたのか推測もできない。頭が下がる。こんなすばらしい作品がフリーであることは複雑な気持ちではあるが、感謝すべきものだとつくづく思う。








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