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90年代の新聞・雑誌記事データベースサービス#1
  • (2010-01-21 06:07:04)
高額だった情報入手料は劇的無料化へと

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Googleが、世界の情報を何でもタダにしてくれるので、世界中の人々にはありがたいものの、インターネットで情報提供サービスで収益をあげているベンダーにはたまらないかもしれない。

昔、90年代の中頃だろうか、あるオンラインデータベース会社でアルバイトをしたことがある。

過去の新聞記事や雑誌などの記事が検索できるという優れ物。特に研究機関・大学の論文や文献に強みがあった。

しかし、使用料・マンスリーチャージはそれなりに高く、もっぱら企業ユース。調査会社やマスコミ、金融機関の調査部さんなどが顧客だった。また、医学文献や論文の検索には重宝されていたようで、お医者さんや大学関係者・研究者もクライアントに多かったと聞く。

今はお医者さんや医療関連は経営が厳しい業態・職業になっているが、当時医者・医療関係者は高額納税者が多く独特の富裕層マーケットが成立してた。

絵画ディーラーにとって90年代前半まで医者・医療関係者は上得意先だったはずだ。データベースのオンラインサービスもそういう知的な富裕層に支えられていた時代だった。

バイトしていた頃は個人ユーザーは重要ターゲットではなかったが、裾野拡大のためインターネットでサービスの展開がその会社では計画されていた。富裕層から一般コンシューマーへとモデル・シフトが進行中真っ直中といったところか。






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