半角カナで文字化ける受注ソフト
- (2009-10-15 15:58:57)
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今時のメールソフトやサーバー上の入力フォームも入力された「半角カタナカ」は全角変換されて送信するものが多い。
しかし、携帯電話からのメールは入力文字は相変わらず半角カナも多い。気持ちもわかる。限られたスペースに2倍の文字数が入れられる方が便利。
問題は当社の受注ソフトは半角カナで文字化けを起こす。メールソフトもACCESSも半角カナはそのまま入力できるが、受注ソフトはそうはいかない。
このトラブルを解決する設定もなければ方策もない。開発もサポートも終了している受注ソフトなのでこのソフトに頼らず解決しなければならない(サポート中でも期待できるものではないが)。
文字化けの場合、今まで手作業で内容を修復していたが、受注数が増えてきた。下記2点、負担になってきている。なんとか自動化したい。
携帯電話ユーザーに「全角カナ」強要は物理的にもマーケティング的にも不可能。
システムによる「半角カタナカ」の全角変換は下記いずれかのポイントで可能だろう。
これだけ、いくつもの変換ポイントがありながら全部サードパーティの製品であり手を加えることができない。自社でメールサーバを運営するなら方策もあるかもしれない。
メールサーバーは自社内に立てる?
立てるだけならLinuxの単純インストール+DNS設定だけで簡単だが、メールサーバーを立てるなら、WEBサーバーも自社内でいいわけで、どうのこうの・・・と内心考えがグルグル。
しかし、セキュリティを考えればリスクは高い。最低でもCバリバリのUNIX使いがないと運用は厳しい。そういうスキルもリソースも不足している。
自社内運営サーバーはいつも脳裏をかすめながら断念する。
気分を転換して再考。
平均的なメールソフトでは半角カナで取り込んだデータは送信時に強制的に全角変換されるので、いったんメールソフトで受信し、手を加えずオリジナルのまま、転送する手法も考えた。
が、転送する作業負担とリスクを考え断念。
未だ解決できずにいるが「文字列変換機能を持ったメール自動転送ソフト」なら運用負担なしにできそう。
MFC(Mail Forward Controller)なるフリーソフトを公開してくださっている方を発見。テストした分に良好ながらビジネスユースに使用できるかどうかは政策的な観点から考えるとまた別問題。
(後日補足)MFCで転送されたメールはFromフィールドの氏名と<>で囲まれたメールアドレスの間に半角スペースが挿入されることがある。原因不明。どういう条件下でこの現象が発生するかも不明。通常は問題にならない現象だが、わが受注ソフトはこれでこける。悲しかった。
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