会話でのムダな繰り返し
  • (2012-05-23 06:39:44)

繰り返さないよう意図的な訓練が必要なようだ。また、相手のウソの反応に惑わされないよう冷静な態度も必要。

繰り返して同じことを言う生理現象

会話で、何か言ったとき、相手が反応すればいい気になって再度繰り返す人は多い。相手が反応しなかった場合でも、それが自分が強調したいことだったら同じく繰り返す。このように人は生理的な特徴として繰り返して同じことを言いたがるクセがある。これは曲者だ。トレーニングで意識的に修正した方がよい。

コトバの伝達効果は相手の目に見える反応とは無関係

コトバの伝達効果は相手の目に見える形での反応とはいっさい無関係という事実。聞き上手はつまらないことでも大げさに反応する。一方で、重要な情報に触れてもいっさい表情に出さない、あるいは意図的に隠す人も少なくない。

さらに聞き手の本人さえ意識せず印象に残す言葉も多い。当然、会話中は聞き手の反応はないが、どうかすれば、その人の心に一生残る言葉さえある。表情や反応からはコトバの伝達効果は測定しにくい。

それは多くの人が認識していながら、しかし話している最中、人はそのへんの判断力がひどく低下する。

重要なのでもう一度。「話していると、そのへんの判断力はひどく低下する」

それで、相手からの反応があれば素朴に「伝わった」と感じ、反応がなければ、伝わらなかったと感じ、そしてどちらも悪いことに同じ内容を繰り返すものである。

自分の話でハイになっても回路を閉ざさない訓練

人は自分の話で夢中になっているとき、すべての判断力が極端に低下する。

「自分の話で夢中な人は判断力が極端に低下した状態」

完全無防備・バカ状態と言える。自分丸出しの方向へすべての神経回路がバイパスされた状態で、外部からの情報が極端に制限される状態に陥るようだ。自分がハイになったときでさえも、外部からの情報をセンシティブに受け入れる回路を確実に確保する訓練が必要。

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