最強ハンドクリームと製品ブランディング
ハンドクリームを開発中。メジャープレイヤーがすでに低価格帯から高価格帯まで、がっちり押さえている固定マーケットでいまさらなぜ?充実しているかに見えるハンドクリーム製品郡の中でニッチな部分がすっぽり空白になっている。このニッチカテゴリーで製品投下。製品ブランディングが確立できれば参入か可能かもしれない(2012/05/08)




不満だらけのハンドクリーム



社内では水仕事やエタノールに触れる仕事をするスタッフがいる。またスタッフの中には小さいお子さんを育てているお母さんたちも数人。

自然、水仕事が増える。彼女たちの手は、あかぎれや手荒れを起こし、指先はボロボロ。痛々しい限りだ。話を聞けば数々のハンドクリーム試してきたという。

ドラッグストアでワゴンセールされている数百円の量販品から、1本数千円のブランド品まで、ウワサを聞いては買い求め、試すものの、皮膚をガードするというこの単純な目的を果たす決定的製品がないらしい。「皮膚をガードする」という単純な機能ができていない?


水・刺激・乾燥から皮膚を守る



ハンドクリームの基本は、次の3点

・「水」(water):水から皮膚を守る

・「刺激」(irritants):刺激から皮膚を守る

・「乾燥」(dry):乾燥から皮膚を守る


「水仕事から皮膚を守る」= ワセリン



市販ハンドクリームの成分は、保湿成分だったり、呆れることにシリコンだったりする。「水仕事から手を守る」「水仕事から皮膚を守る」という機能性ならワセリンに勝るモノはない。

ワセリンは、皮膚関連トラブルなら病院で処方されるメジャーな薬だけに、ほとんどの人が知っているが、インタビューしてみるとワセリンに対してかなりネガティブなイメージがあることも判明した。

・「使いにくい」

・「ベタベタ」

・「鉱物由来・石油由来」

つまり、製品のテクスチャに負のイメージが付いてしまっている。あんなに効くのにもったいない話。


技術的な解決は楽勝だが、売れない = ブランディングの問題



製品テクスチャは技術的には、ある程度簡単に変えることができる。しかし、徹底的に変更することはできない。大手ハンドクリームブランドが、ワセリンをあきらめている原因はここにあるのではないのか。

欠点である「ベタベタ感」を、むしろ、全面に押し出して、この部分をブランディングのポイントにしてもよいかも。

しかし、作ることと売ることはまったく別物。知名度がない・ブランドがない・信用がないの3重苦となれば、開発費も生産原価さえ回収できないと推測される。普通なら恐ろしくて手が出せない。


誰もが作れる最強のハンドクリームがなぜ売れるのか?



技術的なハードルは低いので製品は大きなハードルを伴うことなく完成するだろう。そして、その製品は、他社のいかなる製品より効果的に皮膚を保護する「最強のハンドクリーム」になるはず。

しかし、できた製品は、同様に他社製品に対して成分的・技術的な優位性はない。ワセリンはドラッグストアで安価に販売されている。つまり、誰もが自宅で気軽に自分で作れる製品である。

世界最強であっても、無名で技術的優位性がない。

この製品をどうやって売るのか?

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  • (2012-05-08 11:10:25)
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