McDonald's30, letting the need ripen
★マクドナルドを世界最大のレストランに発展させたレイ・クロック(Ray Kroc)の著書『GRINDING IT OUT』(紡ぎ出す)から抜粋。現代資本主義型ブランドのケーススタディ。(20203040) 今日は、対立前夜の話です。


走狗煮らる


この部分は中国の有名なことわざ「狡兎死して走狗煮らる」を彷彿させる。ベンチャーの成功とそのすぐ後に訪れる経営者内での対立は歴史的に繰り返される光景であり、避けがたい宿命だ。

最終決着は、この後の章で語られるが、ハリーがレイほどの心構えでこの決着を迎えたとは思えない。あっさり辞職に追い込まれる事実は、健康上の問題があるにせよ、ハリーの政治的準備はやや手薄だったように思われる。

それだけでなく、ハリーは辞職に際して大きなミスを犯すことになる。


最終決着の時は近い


The time was coming that we were going to have to make a major change in the appearance of our buildings. But I was biding my time, letting the need ripen, because I knew that this was going to mean a big battle between Harry Sonneborn and me. I could smell it coming, and I wanted to be ready for it on every front when it happened.

株式公開後の膨れ上がる需要に応じてドライブイン型スタンドからカウンターとテーブルを設置したレストラン型へと変化してく店舗スタイル。店舗の基本的なコンセプトを見直す時期が来ていた。しかし、部下の提案に対して同意しなかったレイの内心が綴られている。


社内の政治対立


「時機が熟する時を待った」(biding my time, letting the need ripen)

レイは性格的に決めたことはすぐに実行するタイプで、部下にもそれを求めた。多少の失敗よりスピード重視・実行力重視タイプの男だった。

しかし、創業時からの同僚ハリー・ソンボーンとの対立に関しては、極めて慎重と言える。まず、対立の日が近いことを認識(smell it coming)しており、準備を進めて(ready for it)、時を待つという態度。

これはハリー・ソンボーンの功績があまりにも大きく、レイのポジションさえ脅かす存在になっていたことが背景にある。

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  • (2013-07-22 06:01:30)
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