McDonald's29, I knew we were worth more
★マクドナルドを世界最大のレストランに発展させたレイ・クロック(Ray Kroc)の著書『GRINDING IT OUT』(紡ぎ出す)から抜粋。現代資本主義型ブランドのケーススタディ。(20203040)

今日は株式公開時の売り出し価格を決める場面(2013/07/21)

Our biggest argument with the underwriters was on what the initial selling price should be. We had split the stock a thousand to one by that time, and the underwriters thought we should go out at seventeen times earnings. I wouldn't stand for that. I knew we were worth more, and I stood to lose more than anyone else if we went out too low.

IPOにおける初値の決め方はわからないが、この文章によると株式発行を行う幹事証券会社の主張は「収益の17倍」でレイは「それは安すぎる」とわかっていたと書かれている。

ここで言う「収益」が粗利か経常利益か、純利益かわからないが、収益に応じたちょっとしたガイドラインのようなものがある模様。

レイたちマクドナルドにしてみれば、なるべく高く売り始めたいところが人情だろうが、高すぎて買い手が付かず賑わい感がなければ、その後の相場に盛り上がりが欠けるし、最悪売れ残れば、むしろ悲惨と言ったところか。

IPOの初売り出し価格の意味とその決め方は、ちょっとよくわからない。とってもアナログ的でエイヤー的な世界に見える。

結局、レイは幹事証券会社の主張より高く20倍以上に設定し、一株あたり22.5ドルではじめ、その日のの終わりには30ドルの買い越し(oversubscribed)、一ヶ月後には50ドルを超えた。

現在、日本でIPOされる銘柄は初日で、公募価格の2倍や3倍どころか、10倍という例もあり、マクドナルドの22.5ドルが30ドルで終了した例は驚きに値しないように見えるが、現在のIPOが派手になったのは2000年前後のITバブル以降の話であり、1965年のIPO事例としては大商い・大相場だったと推測される。

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  • (2013-07-21 10:51:27)
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