McDonald's24, free of their hold on me
★マクドナルドを世界最大のレストランに発展させたレイ・クロック(Ray Kroc)の著書『GRINDING IT OUT』(紡ぎ出す)から抜粋。現代資本主義型ブランドのケーススタディ。(20203040)

マクドナルド兄弟との別れ(2013/07/09)

Mac and Dick were beginning to get on my nerves with their business game playing.

I wanted to be free of their hold on me.

their lawyer would only waste a lot of time bickering about it.

So I called Dick MacDonald and asked him to name their price. After a day or tow he did, and I dropped the phone, my teeth, and everything else.


別れは時間の問題


レイとマクドナルド兄弟との関係は当初からうまくいっていなかったので、別れは、時間の問題だった。

終わったことなので、どうにもならないが、少しでもこの決別を遅らせればマクドナルド兄弟の利益は莫大になっていたことを思うと、ここにも教訓を感じる。実はマクドナルド兄弟の方には、健康問題もあり急ぎたい事情もあったと推測される。


トップ同士の直談判


当時のマクドナルドの純利益(net profit)は、10万ドル前後と推測される。現在の価値で1億円程度。創業数年で1億円の利益を出す会社ってそう多くだろう。

凄い成長力があり、The Continental Illinois National Bank(コンチネンタル・イリノイ銀行、1984破綻)の頭取りがマクドナルドの成長力を見抜けずレイに非礼な態度を取ったことは今から思えば失策だっただろう。

レイは、マクドナルド兄弟の弁護士と話していても時間の無駄と判断し、マクドナルド兄弟に直談判の電話をする。

「name the price」(金額を言ってくれ)

金額を聞いて、歯を落としたという驚きの要求額は、2.7百万ドル、現在の価値で27億円程度か。

1億円の利益を出している会社にしてみれば30年分の利益が吹っ飛ぶわけで、驚くことには間違いないが、本能的な反射か、レイには、いつも交渉中の相手の提示金額に驚いてみせるクセがあるようだ。内心、そこまで驚いていなかったと思われる。


金融と資本主義型ブランド


多彩な金融商品と金融テクニックがある現在では当時ほど驚く金額ではないかもしれないが、確かに当時の金融常識では不可能に見える額だったに違いない。

もちろん、この金額を解決した手法も金融であり、こんなところにもマクドナルドが普通のハンバーガー屋さんではなく、現代資本主義型ブランドの萌芽を内包していた。これは相棒のHarry Sonnebornの貢献が大きいだろう。

ハンガーバーはビジネスのテーマではあるが、ある意味、ブランドの単なる一媒体でしかない部分も否定できない。

全編を通して、レイはハンバーガーそれ自体に対して驚くほど何も書いていない点も納得がいく(ただし、フライドポテトに関しては丁寧に書かれている)。

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  • (2013-07-09 06:10:16)
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