キーワード・オリエンテッド・マーケティング
ネット時代のスモールビジネスは、作ってから売るのではなく、作るべきキーワードオリエンテッドな製品を見つけて作る。製造課程もブランディングの一ページとなるキーワードオリエンテッド・マニュファクチャリングの時代(2010/02/04 小平探検隊)


モノ不足からモノ余り時代へシフト



終戦後のようにモノがなかったなら作れば何でも売れる。

今は世界中がモノで溢れている。供給過剰ゆえモノは無限に安くなるのは需要供給の原理。生産コストの無限の安さを求めて生産地は世界の最貧国・最貧地域へとシフトしていく。


個人間の貧富の差は増大、最貧国・最貧地域は消滅



実際は政治的な障害や文化的な問題も大きいので、必ずしも理論的に物事が運ぶわけではないが、インターネット時代で国家間の情報格差は縮小された。価値観や文化の平準化は怒濤の勢いで進行中。

津波が襲うように政治障害も文化障害も飲み込まれ世界中の人々が価値観と生活様式を共有する時代がくれば、個人間の貧富の差は残されても、最貧国・最貧地域というエリアは消滅しかない。


地球上のモノ生産能力は、すでに世界需要を越えている



製造業は豊かな国々から貧しい国々や貧しいエリアへと拡大中。製造業のノウハウも拡散中。

世界の生産設備能力と世界の需要数量の統計をとればほとんどの製品でモノ生産能力は、すでに世界需要を越えているのではないか。

コンシューマープロダクトは、すでに世界需要以上の過剰設備が地域を移動しながら増殖中という恐ろしい状況を描いている。


製造業の終焉



日本が家電製品や自動車で生き残る時代は「終わった」という人がいるが、正確には「すでに終わって久しい」が適切でなかろうか。

その終焉時期は少なく見積もって10年以上も前の話。しかし、終わったはいいが日本には次がなかった。これが問題だ。

今から思えば、20年前、バブル真っ直中、この事実を予測しシフトの準備を始めるべきだったが、バブルとかなんとか舞い上がって絶好調な状態で思いつく人は限られていた。我ら日本人はこの辺に節操がない。


ブランドは一つのヒントだった



LVMHベルナール・アルノー社長が命がけでクリスチャン・ディオールを買収した事件とその後のLVMHの奇跡的な繁栄は日本以外の世界の経営者に多くのインスピレーションを与えた。

クリスチャン・ディオールの買収は1984年。自社建設会社の総資産をはるかに越える買収は、リスクを考えると無謀だったが、アルノー社長はフランス製造業の後にくる時代を睨んでいた。

ちょうど同じ頃、世界の製造業の頂点を極めようとしてた日本とはあまりにも対照的。

アルノー社長の手法はもはや通用しないが、私たちは今さら彼を追いかけはじめている。


「オリエンテッド」な製造業



「オリエンテッド」の発想は70年代米国で発達したマーケティングの一手法。

闇雲にモノを作る時代から、需要調査を行った上で売れるモノを売れるだけ作り、かつ効果的なマスメディア広告でプロモーションを打つ時代。オリエンテッドは、80年代、90年代のマーケティング「切り口」。

オリエンテッドはバージョンを増やしながら進んできた。

・ニーズオリエンテッド

・マーケットオリエンテッド

・サービスオリエンテッド

・カスタマーオリエンテッド

・クライアントオリエンテッド


「キーワードオリエンテッド」な時代



インターネットの時代には、また新しい「オリエンテッド」が追加された。キーワードオリエンテッドなマーケティングの時代。

買いたいモノ、興味あること、関心あることは、図書館や知人に聞く時代でなく、検索エンジンに聞くという行動パターンが文化として定着した。

時代は「キーワードオリエンテッド」な切り口が有効か。


購買意欲があり、需要があるキーワードを探せ



購買意欲があり、需要があるキーワードの発見から製造をスタートさせるキーワードオリエンテッド・マニュファクチャリングの時代に見える。


予測



安値傾向:

・軍需産業:武力行使が世界的に「悪」という合意がなされた現在、所有することさえ意味がない。抑止力にもならない。

・製造業:高度な生産技術と過剰な生産能力・生産設備。

高値傾向:

・天然資源(鉱物・植物・水・空気):稀少性が急速に増大。

・金融:安定した製造業上で展開されるアプリケーション。マネーゲームに人々は酔う。

・キーワード:パーソナライズド・マーケティングの時代はテレビよりこれ。

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  • (2012-05-10 16:55:12)
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