SEO対策のおわり#8
<視聴率=テレビと同じになったインターネット>


テレビ界と似た構造になってきたインターネット


ソーシャル時代に重要なことは、どれだけ多くの人々に影響を与え、彼らは動員できるか。

GoogleにしてもFacebookにしてもユーザのネット滞在時間を引き延ばしてくれるコンテンツは、それが秀逸なものかどうかに無関係に「善」なのだろう。

ユーザのネット滞在時間が長ければ長いほど、彼らには利益をあげるチャンスが増加する。

それは現在のテレビと全く同じ構図で、視聴率が取れる番組が、すなわち、よい番組でありテレビ局の利益率に大きく寄与することと同じである。


インフルエンス・ランクとカリスマ的人材の有無


結果として視聴率が取れるコンテンツは、圧倒的に芸能人や有名人に依存し、誰が出演するかによって番組の価値が変動するように、インターネットも同じようにコンテンツそのものよりネットユーザーを動員できるカリスマ的人材の存在がポイントとなっていくだろう。

ユーザを動員できる指標を一部の人々は「Infuluence Rank」(インフルエンス・ランク)と呼んでいるようだ。有名な「Page Rank」同様、ユーザへの影響力を計量するためのアルゴリズムをGoogleは開発し、その特許を取得中とのこと。

ただ、Google社がInfuluence Rankというコトバを使用しているサイトを発見できないので、このコトバがGoogleの正式なアルゴリズム名かどうか私には不明だが、少なくともこの発想が今後、数年間インターネットを主導する考え方になるように思えてならない。


カリスマ・インフルエンサーの育成


人々を惹きつけ動員し、かつネットでの活動(ブログやSNSでの発言、自ら進んでの口コミ)を誘発できるインフルエンサーは今後ネット企業から需要が高い人材となる。

ネット企業は、そういう人材の育成を自社で試みるだろうが、テレビ界同様、芸人やスターを専門に育成する芸能プロダクションのようなビジネスが新しい業態として生まれてくるだろう。

ネットのインフルエンサーはテレビの芸人やスターほどの爆発的影響力はないにしても、違う種類の影響力(人々をSNSでの活動に向かわせる影響力)を持つことになる。

コンシューマー向け商材を扱う大企業さんのビジネススタイルは、こうなる:

テレビで広範囲に周知し、興味を抱いて検索してくる消費者を各インフルエンサーが消費行動へと誘導する。

戦争で言えば、テレビが空爆で、各インフルエンサーがネットでの地上戦を指揮する各部隊の隊長といったところか。

ネットに入り込んでくる消費者をできるだけ多く絡め取ることが隊長の仕事だ。

この記事は#8
#9 巨人たちのパワーゲームに振り回されないために
#8 視聴率=テレビと同じになったインターネット
#7 過去10年間のSEOが終焉
#6 意識改革をする人としない人
#5 パーソナル検索時代の幕開け
#4 サーチプラス、Google社の方針が明確に
#3 一人勝ちを目指すGoogle
#2 機械型スコアリング・システムから人気投票に軸足を移すGoogle
#1 過去10年間のSEO風景

(keyword): ブランド, ブランディング, ブランド-ブランディング, 起業, 自営業, 経営, スモールカンパニー, スモールビジネス, マーケティング, PR, プロモーション, 中小企業

  • (2012-02-03 16:27:01)
<< SEO対策のおわり#9< | >SEO対策のおわり#7 >>
search
layout
category
book(2), 震災(1),
links
admin

[▲page top]