SEO対策のおわり#2
<機械型スコアリング・システムから人気投票に軸足を移すGoogle>


Facebook、ネット担当者の意識改革を迫る事件


思えば、2010年の中頃だろうか、消費者のFacebookでの滞在時間がGoogleを抜いたという米国発ニュース記事が話題になった。一般的にはどうでもよいニュースだが、ネットビジネスをやっている人々には驚愕だった。

それまで「Googleがインターネットの唯一無二の覇者」と信じていた人々には「勝負はまだ終わっていなかったのか!」や「これからはソーシャルが集客のキーワード」と意識改革を迫るものとなった。

Facebookが、ジリジリと追い上げていることはその数年前から話題になっていた。すでに見越していた人々も多いが、私の場合は、このニュースが意識改革の契機となった。ネットビジネス担当者にとしては凡庸なスタートだろう。


「機械型スコアリング・システム」対「人型人気投票システム」


2000年前後当時、検索エンジンの巨人たちだったYahooやInfoseek、Exciteなどを軽く抜き去ったGoogleの競争力が「ページランク」アルゴリズムなら、Facebookのそれは「エッジランク」だろうか。

(しかし、Googleがエッジランクのようなアルゴリズムを開発するなら難なくFacebookを抜き去る印象がある。Facebookの強みは、アルゴリズムではなく、SNS分野で、すでにデファクト的存在というマーケティング的な優位性)

ページランクは、それまでのキーワードオンリーの重要性よりも、バックリンクやリンク元の信頼性を評価することでそのページのランク付けを行う考え方で、すべてスコアリング・プログラムでランクが計算される。ランク(評価)が高い方が上位表示されるという仕組み。

一方、エッジランクとは、そのユーザから見た「親密度」「重み」「経過時間」の3要素をベースとしたランク付けのアルゴリズムで、人による人気投票型検索エンジンに見える。

いわば「機械によるランク・システム」 vs 「人による人気投票システム」。


Googleも人気投票型アルゴリズムに軸足を移すのか?


私は、GoogleがあえてFacebookの人型人気投票システムを採用してほしくないと思った。秀逸な情報は必ずしも人々の人気と正比例の関係でない。

しかし、Googleが仮にFacebookの人型人気投票システムを採用するとしても、この分野で、当時すでに世界中で5億人以上の会員を獲得済みのFacebookにマーケティング的に追いつけないと感じたものだった。

あれから2年。その間、大きな事件といえば、Yahooが2010年に自社検索エンジンを断念し、Googleのエンジンを採用したこと。これで日本では名実ともに検索エンジンの覇者はGoogleのみになった。

Yahooは、結果的に検索アルゴリズム競争で敗北したのではなく、SEO業者のカネで売買されるバックリンク排除のコスト負担に耐えられなくなったのだと思う。

この記事は#2
#9 巨人たちのパワーゲームに振り回されないために
#8 視聴率=テレビと同じになったインターネット
#7 過去10年間のSEOが終焉
#6 意識改革をする人としない人
#5 パーソナル検索時代の幕開け
#4 サーチプラス、Google社の方針が明確に
#3 一人勝ちを目指すGoogle
#2 機械型スコアリング・システムから人気投票に軸足を移すGoogle
#1 過去10年間のSEO風景

(keyword): ブランド, ブランディング, ブランド-ブランディング, 起業, 自営業, 経営, スモールカンパニー, スモールビジネス, マーケティング, PR, プロモーション, 中小企業

  • (2012-01-22 11:20:50)
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