「老化は乾燥と体温低下」が原因?

ネットにあふれる「老化とは乾燥への推移」(アリストテレス)


老化関連の記事を検索すると「老化とは乾燥への推移」というアリストテレスが言ったとされる引用が多い。しかし、出典を記載しているサイトを見つけられずに、本当にアリストテレスはこう言ったのか確認できない。

たぶん、そうのようなことを言ったと思われるが、どういう表現だったのか、古代ギリシア語はわからないので、せめて原文に近い英語での記述見つけたいと探すが、ついに発見できないかった。

ややヒントになるかもしれない記事を発見:

Aristotle and Cool Old Age
http://www.psychologytoday.com/blog/iage/201305/aristotle-and-cool-old-age

Body temperature is lower in older adults, is this beneficial or detrimental?
Published on May 25, 2013 by Mario D. Garrett, Ph.D. in iAge

The idea of attrition started with Aristotle (384-322 BC) and was later adopted by the Romans, Muslim and Western European medical establishments. It became the basis for our early understanding of how the human body works. Essentially, Aristotle held that the human body was filled with four humors: black bile, yellow bile, phlegm, and blood. Any imbalance in these four humors resulted in diseases and disabilities. Aging is caused by the drying out and cooling of these humors. This idea had a wide following, and involved numerous hot baths and saunas in order to maintian our wetness and innate heat.


アリストートル(アリストテレス)は、人の体内には4種類の体液(humor)が流れており(血液はその一つ)、そのバランスが崩れることが病気や機能障害の原因とした。それはローマ人・アラブ諸国・ヨーロッパの医学の基本となる考え方となった。


「老化は乾燥と体温低下」が原因


そして、「老化とは4体液の乾燥と体温の低下によって引き起こされる」(Aging is caused by the drying out and cooling of these humors)とある。

「老化とは体液の乾燥である」と言っているので、皮膚や骨格まで含めて体全体をイメージさせる「老化とは乾燥への推移」とはちょっとニュアンスがある感じもするが、実質的に同じ意味と言えるだろ。


アリストテレスと東洋医学の類似性


それにしても、

・人体は4液体で構成されている
・病気はバランスが崩れることに起因する

という発想は、アーユルヴェーダにも東洋医学にも通じる考え方で、その似た思想が驚かされる。

また、老化を「乾燥と体温低下」に求めた点、とくに「体温」は東洋医学の基本で、ここも類似性に驚かされる。紀元前でも東西交流はあったのかな?それともそれは真実で東西の人々は独自にそれを発見したのかも知れない。


夏でも冷たいモノは飲まない発想とアリストテレス


夏でも冷たいモノは飲まないという人がいるが、理にかなったことかもしれない。
  • (2013-07-10 06:40:00)







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